出版社内容情報
元号は暦の年につけた名前で、年を数えたり記録したりする方法(紀年法)の一種。日本の元号の歴史や外国の他の紀年法も紹介。元号が変わるとはどういうことか楽しく紹介。
目次
第1章 元号ってなに?(元号は、だれがいつ決めるの?;図解 元号の選定手続き)
第2章 元号の歴史(日本の元号のあゆみ;むかしの元号の決めかた ほか)
第3章 元号以外の年の表しかた(いまもつかわれている紀年法;ビーワ君が語る♪長い長い西暦の話 ほか)
第4章 くらしのなかの元号(元号の名をもつものごと事典;明治・大正・昭和・平成 子ども図鑑! ほか)
著者等紹介
宮瀧交二[ミヤタキコウジ]
昭和36(1961)年、東京都生まれ。大東文化大学文学部歴史文化学科教授。博士(学術)。専門は「日本古代史」と「博物館学」。立教大学大学院文学研究科博士後期課程から、埼玉県立博物館主任学芸員を経て現職。埼玉県新座市教育委員会委員。元号関係のテレビ・ラジオ出演や講演活動多数
おおつかのりこ[オオツカノリコ]
昭和42(1967)年、福島県生まれ。北海道大学文学部卒。『シャンプーなんて、だいきらい』(徳間書店)の翻訳で、はじめて子どもの本にたずさわる
藤原ヒロコ[フジワラヒロコ]
昭和47(1972)年、大阪府生まれ。武蔵野美術大学卒。書籍、雑誌の挿絵を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
32
ぜ~んぜん知らなかった元号。オカンが一番夢中になって読みました。大化から始まったんだ!ところどころ聞いたことがある元号はあったけど…。「昔の人は覚えたのよ!」と空襲の聞き取りの時教わったなあ。面白かった!2021/07/06
遠い日
11
「大化」から始まる元号は248ある。漢字2文字ばかりだと思っていたら、5例、4文字の元号があるそうだ。そして元号の読み方も正確に伝わっているわけではないらしい。いろいろな方面から元号にアプローチした本書、知らないことの方が多くておもしろい。2021/01/31
あおい
7
元号の歴史、決め方など元号についてのあれこれをさくっと学べる。元号迷路クイズやランキングも楽しい。2020/08/11
izw
7
元号が令和となって、元号を意識する人が増え、そして平成生まれの子どもが疑問をもつことを想定して、企画された本でしょうか。日本の元号の最初は1300年以上前の「大化」、それから「令和」まで248の元号が使われたそうです。使われた期間が平均でだいたい5年ほどというのは、明治になって一世一元制しか知らない我々にとっては意外です。豆知識も多く、例えば、元号は248あるが、使われた漢字は全部で73しかないそうです。1位「永」(29回)、2位「元」「天」(27回)、4位「治」(21回)、5位「応」「和」(20回)2020/07/08
あんこ
6
大化から令和まで、248の元号がすべて、それぞれ何年何ヵ月続いたかまで記録に残ってるってことがすごい。天皇お引っ越しすごろくも興味深く、学校で習った都の何倍も遷都していたのを知りました。2023/10/30