出版社内容情報
一見科学的に思える説明や統計の数字にこそ、ワナが隠されています。クイズや図解で、科学リテラシーの芽を育てます。
目次
第1章 ニセ科学を見やぶろう!(マイナスイオンって何?;血液型で性格がわかるの?;納豆を食べるとダイエットになるの? ほか)
第2章 ことばのトリックウソ?ホント?(臨時ニュースの真実は?;伝えることはむずかしい?;ウソをつくと何が起こる? ほか)
第3章 その情報はホントかな?(見出しの効果を知っておこう;番組にまぎれこむウソに注意!;そのグラフはほんとう? ほか)
著者等紹介
曽木誠[ソギマコト]
東京都出身。東京都公立小学校教員として三鷹市・練馬区・中野区を歴任し、現在杉並区立の小学校で主幹教諭を務める。東京都小学校視聴覚教育研究会研究推進副委員長として、視聴覚教育総合全国大会でも数多くの実践発表を行う。子どもとメディアとの関わりについて研究をすすめ、メディアリテラシーを高めていけるようさまざまな取り組みを行っている
市村均[イチムラヒトシ]
1956年生まれ。ライター。小学生・中学生向けの書籍や参考書を執筆。とくに自然科学や教育系の記事を得意とする
伊東浩司[イトウコウジ]
1965年生まれ。2001年までデザイン事務所K2に勤務。以降はフリーランスのデサイナー・イラストレーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西澤 隆
5
「ありがとうの水」がよりきれいな結晶になるとか「ゲーム脳」など時に学校の先生が言いがちな疑似科学への検証も含め「ニュースでミスリードすることがある」とか「数字をきちんと挙げることで逆にひとをミスリードできる」とか、そういったことを実例とともに見せる子ども向けとしては貴重な本。圧巻は水を化学式から「DHMO」と呼んで嘘をひとつも言わずにもの凄く危険なもののように言い、しかも「WHOも厚労省もなぜか規制しない」と陰謀論めいた話しで例示するページ。情報リテラシーの教科書としてはちょっと刺激的ですがいいと思います2018/04/15
Aby
3
小学生向けの科学リテラシー・情報リテラシー(大型本).マイナスイオン,血液型と性格,水伝,陰謀論など,基本(?)を押さえてぶちのめしているので,何でも信じてしまう大人にも読んで欲しい.興味をもったら,巻末の参考文献を読んで欲しい.2022/01/06
どすきん
2
小学生向け? 図書館で借りたのだが高いのね。学習塾でバイトをしていた頃「NaCl ってなんかやばそう」という生徒が居て、それは「塩(しお)」と言ったら驚いていた事を思い出した。2018/02/15
N.T
2
小学生にもわかりやすい内容だが、寧ろワイドショーや週刊誌ばかり眺めてる中高年に読ませたい。 しかし大判とは言え、50P未満で3000円ってのは流石に高すぎ…2017/11/26
どくしょん
2
騙されやすいありがちな事例を、とてもわかりやすく教えてくれる本。マイナスイオン、血液型、ゲーム脳、詐欺の手口、インターネット、アンケートなど、私たちの周囲にはありとあらゆるトリックが溢れているのがよくわかる。大人は騙される楽しさにひたることもあるが、子どもは盲信しやすいので、知っておいて損はないだろう。疑ってかかることも必要ということだろう。2016/08/04