出版社内容情報
聖マリアンナ医大病院で働くミカは、スウェーデン生まれのスタンダード・プードル。介助犬としての訓練を受けたミカは、動物介在療法を担い、患者たちに寄り添ってきました。
「動物介在療法」は、医師・看護師たちの計画のもとで、患者の治療やリハビリに動物を介在させるという補助医療行為。情緒不安の解消、治療やリハビリに前向きにさせるなど、その成果が報告されています。
川崎市にある聖マリアンナ医科大学病院では、病院をあげての受け入れ態勢を整え、総合病院では初となる「勤務犬」を導入し、動物介在療法に取り組んできました。
ミカは人間が大好き。患者たちもミカの姿に心を開き、治療現場があたたかく、笑顔にみちたものになっています。
ミカの活躍と活動の軌跡、周囲の人たちの奮闘ぶりを描いたノンフィクション。
内容説明
大きな病院の中を動く、真っ黒なモコモコ。それはスタンダード・プードルのミカ!病院の「職員証」を持つ、れっきとした勤務犬です。ミカは、患者さんの治療をたすけ、病院のみんなを笑顔にしてきたのでした。みんなのかたわらに寄りそい、愛されてきたミカの物語。
目次
はじめに
病院ではたらく犬2種類のはたらきかた
1 スウェーデンからやってきたミカ
2 勤務犬ミカの誕生
3 病院でのミカのお仕事
4 水曜日のミカ―ハンドラーの佐野さんといっしょに
5 月曜日のミカ―ハンドラーの長江先生といっしょに
6 ミカの引退にむけて―バトンタッチ
7 ミカの引退式
おわりに 勤務犬ミカの“いやし”力
著者等紹介
若月としこ[ワカツキトシコ]
岩手県出身。「旅猫物語」シリーズ(全3巻)、ノンフィクション『新津春子。世界一のおそうじマイスター!』(以上、岩崎書店)の著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。