出版社内容情報
必死に生きるチロリと子犬たちと世話する子どもたちとの交流、そしてセラピードッグを目指すチロリを描いたノンフィクション。
捨て犬だけど懸命に生きるチロリと、子犬をやさしく世話する子どもたちの交流、やがて、セラピードッグを目指してがんばるチロリの姿を描いた、低学年向きノンフィクション。
【著者紹介】
【おおき とおる・作】 ブルースシンガー・国際セラピードッグ協会代表。74年渡米。シンガーとして活躍する一方で、動物愛護家として日米の友好親善につくし、動物介在療法のセラピードッグ育成のパイオニアとして活動。現在、被災地、老人施設などでのセラピードッグの普及のために活動。著書に『名犬チロリ』(岩崎書店)など。
内容説明
「ちょっと、みて!あのはこ、うごいてない?」ちかちゃんがおおきなこえをだした。ごみおきばにおかれたダンボールがごそごそうごいている。チロリと五ひきの子犬たちをたすけなくちゃ!―子どもたちとすて犬たちのふれあいをえがいたこころあたたまるものがたりです。
著者等紹介
おおきとおる[オオキトオル]
音楽家。国際セラピードッグ協会代表。セラピードッグ育成のパイオニアとして動物介在療法を行っている。捨てられた犬の救助にも積極的に活動している
うるしばらとうじ[ウルシバラトウジ]
イラストレーター。書籍や雑誌で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はむちゃん
7
捨てられた犬はやっぱりかわいそうだと思います。子犬たちは飼い主さんに飼ってもらって、チロリはセラピードッグになれたのでよかったとおもいます。2015/01/10
みー
6
内容は温かい。捨て犬親子を子供達が懸命にお世話をする。しかし、ちゃんとシビアな面も丁寧に描いている。中には親切な人・あからさまに嫌悪感を表す人、色々な人がいる事。保健所には沢山の捨て犬がいる事。そしてその多くが、助からない運命にある事。そういった内容も入れながらも、チロリとの触れ合いを温かく描いている。低学年~読める内容なので、ぜひ多くの子供に「命」の事を考えるきっかけとして手に取って貰いたい。2015/08/10
ツキノ
5
千葉県小学校低学年課題図書。名犬チロリは実在したのか!犬を捨てる人はどんな事情があろうと無責任。子犬を里親に出す別れの時、さみしそうな姿の描写がたまらない。2015/06/22
ゆうゆう
2
人間の都合で、飼っていた犬を捨てるとその後、どうなるのかを知り、生き物を飼う責任を考えるきっかけとなる1冊。ペットを飼うときは、どんな時もその命を守る覚悟が必要だと思う。2022/02/06
SNOOPY
1
実話を元にしたお話でした! セラピー犬が、普及してくるといいですね。2022/06/06