出版社内容情報
お父さんは顔がこわい。声もこわい。いつも不機嫌でこわい。
そんなお父さんが得意なのは「こわいはなし」。
とってもこわい…けどおもしろい!
「こわい」でつむぐ父と娘のお話。
内容説明
おとうさん、ちいさかったあたしがおかあさんになったよ。いまおもいだしても、やっぱりおとうさんはこわかった。あのころは、「こわい」がいっぱいあったなあ。さいきんね、そんな「こわい」もわたしをささえてくれているきがするんだ。作者の実体験をもとにした絵本。
著者等紹介
かとうまふみ[カトウマフミ]
1971年福井県生まれ。北海道教育大学卒業。絵本多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
この表紙の絵の通り、THE昭和なお父さんだった。お父さんの怖い話なのかと思ったら、最後に自分が大人になったページにちょっとホロっとしました。こんなお父さんはほぼいないので、今の子供にはピンと来ないかもしれない。大人がノスタルジーを味あう絵本。2023/01/15
まま
40
ど昭和のおとうさん、お父さんがこわかった頃の話。最後は、娘が大きくなって現代になりますが、おとうさんがこわいのはちょっとだけ大事❤2020/09/13
たまきら
31
どんなものかな、と思ったら二年生娘に大ヒット!私と読み、一人で読み、お父さんに感想を聞かせ…。どうしてツボにはまったのか聞いたら「顔が面白い」はあ…?2020/03/31
こゆ
18
小3に読み聞かせ。昭和時代によくいたと思われる、怖いお父さんがモデル。子供に関心が低いお父さんはいるだろうけど、この手の怖いお父さんにはたぶん絶滅危惧種。うちの夫も休日放っておいたらずっと部屋に引きこもりがちな、お世辞にも子煩悩ではないタイプだけど、いざ関わったら家族に優しいのでそういうタイプではない。だから、子どもはこのような怖いお父さん像はピンときていないようだ。私の父も一度も怒られたことのないくらい、穏やかで優しい人だった。このような怖いお父さんは友達から噂に聞くだけで、肌で感じたことはないな。2022/06/19
遠い日
16
これはきっと昭和のお父さん。自分が一番、家族は二番。それでも、ちゃんと子どもたちを愛している。不器用で、強面。それでも、子どもたちはお父さんが好き。2019/12/20
-
- 和書
- 神宮宝暦 〈令和7年〉