出版社内容情報
3頭の子どもと一緒に警察犬として活躍するアンズ。小型警察犬のパイオニアとして道を切り拓き、必死に生きてきたアンズが子どもに伝える、全力でがんばることの大切さ。
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警察犬アンズ12歳。3頭の子どもたちと一緒に警察犬として活躍しています。この本では、子どもたちにたっぷり愛情を注ぐアンズの母として姿から、きびしいしつけの様子までを綴ります。
殺処分を免れ、小型犬の警察犬として幾多の試練をくぐってきたアンズが子どもたちに教えることは「強い気持ち」「やさしい気持ち」「がんばる気持ち」。朝起きてから捜索の出動時までそのしつけは絶えることはありません。「親の前を歩かない」「順序を守る」「できるまで努力する」……。現場で子どもに身をもって教えるアンズとそれに応える子どもたちの姿に、私たち人間社会はこんな小さな犬たちに支えてもらっているのだ、と思わずにはいられません。
昨今、警察犬の出動要請は高齢の行方不明者捜索、闇バイトの容疑者やオンラインカジノで困窮し犯罪に走る中学生の追及など世相を反映したもの。「犯罪が変わってきている。子どもたちにはどんな悪事も警察犬が放っておかないこと、こんな小さな犬が命がけでがんばっていることを伝えたい」と著者。
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【目次】
内容説明
日本最強、小型警察犬一家。アンズ・ファミリーの出動記録。
目次
プロローグ 自分の力で生きる道を切りひらく
第一章 小さな警察犬として大活躍
第二章 ベテラン警察犬として活躍―こたつ事件
第三章 アンズの出産
第四章 アンズの子育て
第五章 子犬たちの警察犬試験
第六章 アンズとエリー親子の共同そうさく
第七章 米どろぼうをさがせ!
第八章 男の子をさがせ!
第九章 世にもふしぎな女子高校生行方不明事件
第十章 アンズを信じて
エピローグ トイプードル軍団とわたし
著者等紹介
鈴木博房[スズキヒロフサ]
警察犬指導士・茨城県動物愛護推進員。警察犬指導士歴40年。たくさんの捜索に出て、事件を解決している。今までに15頭のシェパードと3頭のトイプードルを警察犬として育てている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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