内容説明
おひな祭りを祝っていると…あれあれ、おひなさまが踊りだしたよ!楽しい歌にさそわれて、まよけのおもちゃや、疫病神や貧乏神まであらわれて、みんないっしょに“ぼんぼらみんみん”、踊ります。子どもたちのすこやかな成長を祈り、祝う「ひな祭り」。穢れをはらう願いを、楽しい物語に織りこんだ、ゆかいな行事絵本。
著者等紹介
藤川智子[フジカワトモコ]
大阪府生まれ。甲南大学文学部卒業。音楽講師を経てイラストレーターに。『むしゃむしゃ武者』で第24回講談社絵本新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
25
お雛様の厄払い感がすごくいいんですが、オタマさんは「お雛様の位置が違う!」の一点張り。ああ…京都式だ。よく気づいたねえ。ずいぶん前ですが京都ネイティブの友人が向島の髪結いで結われたときにえらく粋になっててほめたのにご不満顔。自分でぼってりふくらまして下町近所全員が「なにその野暮ったい頭!」…出先でも東京出身の人には全員遠まわしにけなされたと苦笑いしていてかわいそうだったなあ。本当に違いって面白いなあ!2017/03/07
たーちゃん
22
ぼんぼらみんというリズミカルな言葉が耳に残ったようで、息子は読み終わってからも「ぼんぼらみん」と言っていました。2022/04/14
けんちゃん
12
読友さんのご紹介本。「ぼんぼらみんみん ぼんぼらみん」、ぼんぼり囲んでみんなで踊れば、お雛さまも踊り出す、あちらこちらから災いの神たちも躍り出て、年に1度の厄払い。そうかぼんぼりにはこういう使い方があったのか!賑やかで楽しいひなまつりに、みんなでわいわい読みたい本です。でもイラストはかなり苦手です(^^;;2012/02/10
遠い日
10
藤川さんワールドだなぁ。雛祭りに妖怪たちも飛び入りだ。「ぼんぼらみんみん ぼんぼらみん」の語呂のいいオノマトペもおもしろい。こんな不思議な雛祭り、覗いてみたい。2016/06/14
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
ひな祭り用に選書。邪気を払うお節句だから、みんなで踊って厄払い。わるい神さまも踊りだす♪2019/02/18