著者等紹介
中島啓江[ナカジマケイコ]
鹿児島県出身。昭和音楽短期大学ディプロマ・オペラコース修了。藤原歌劇団出身。宮本亜門演出の「I GOT MERMAN」、NHK「音楽夢コレクション」・TBS「平成名物TV・イカすバンド天国」等に出演。著書には、「きょうも元気だ、オペラがみたい」、「じゃあね」、「いつも心にありがとう」等がある。ミュージカルでも幅広く活躍中。2003年には1982年度のトニー賞ベストミュージカル賞にノミネートされ、ブロードウェイでロングランを果たした「Blues In The Night」に主演。NHK教育にて2003年4月~2005年3月「夢りんりん丸」にキャラクター『ビッグママ』としてレギュラー出演し、子どもを対象に歌・踊り・朗読と楽しいパフォーマンスで新しい一面を覗かせた。2005年5月にキューバ最大の音楽祭「クバ・ディスコ2005」に名誉招待者として招かれ、現地のオーケストラと共演した。2006年3月7日~12日には毎年恒例のソロコンサート「夢で逢いましょう vol.13」を大盛況のうちに行い、2006年8月、ミニアルバム「千の風になって」を発売し、音楽活動を介した文化・社会への貢献を尽くしている
河原まり子[カワハラマリコ]
画家・絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パフちゃん@かのん変更
47
昨年(2014年)亡くなったオペラ歌手の中島啓江さんの絵本。ブラッキーにいじめられているももちゃん。他の子もブラッキーを恐れてももちゃんから離れていく。ももちゃんが引っ越すことになった時、お母さんの手作りのプレゼントを、みんなの目を見て心から「ありがとう」と言って渡すんだよ。と言われたけれど、ももちゃんはそんな事したくない。けど、お母さんと約束したからがんばって目を見てありがとうと言ってみた。するとみんなが・・・。あのブラッキーまでも・・・。子ども達の心に響いてほしい絵本です。2015/02/17
けんちゃん
19
読友さんのご紹介本。オペラ歌手の中島啓江さんの体験がベースになっている作品。最近お見かけしないけど、カバーに元気なお姿があってホッとしました。母親との間、友だちとのことで苦しむ主人公、でもその中から生まれてきた「ありがとう」の言葉は心のこもった、人をも動かす言葉になりました。きゅっと胸が痛くなります。河原まり子さんは初読みですが、素朴なイラストに大胆な色遣いが、今の中島さんの明るいイメージにぴったりな感じです。2012/02/14
海(カイ)
14
中島啓江さんの子供の頃のお話。 ずっと読みたいと思っていた絵本。 中島啓江さんが亡くなる前に読めば良かった…。 たくさん泣きながら読みました(ノ_;) たくさんの人に読んで欲しい素敵な絵本です!中島啓江さん『ありがとう』2015/01/10
がる
8
かわいらしい絵なのだけれど、ももちゃんの辛い心情がとってもよく表現されていいます。 私はももちゃんのようにはなれないなぁ、きっと。 良い絵本です。 お薦め。2012/01/27
anne@灯れ松明の火
6
南の隣市で。読友さんご紹介。オペラ歌手・中島啓江さんの体験をもとにした絵本。「この世の中でいちばん悲しいことは、心が貧しいことです。わたしのまほうのことばはありがとう。」中島さんとそのお母さん、ありがとう! 明るい色調で描いてくれた河原さん、ありがとう! ご紹介くださった読友さん、ありがとう!2015/07/18