出版社内容情報
ぼくは風邪をひいて遠足に行けない。すると「行きたい」気持ちが体から飛びだした。猫とジュース入りの水筒をつれ、雨雲に乗って遠足にいこう。不思議で楽しいぼくの遠足。
内容説明
どうしても、えんそくにいきたいというきもちは、「にゅっ」とからだをぬけだした!さぁ!!しゅっぱつだ。かぜをひいてえんそくにいけないぼくと、えんそくにいきたいネコとジュースとあまぐものふしぎでたのしいえんそく。
著者等紹介
穂高順也[ホタカジュンヤ]
1969年愛知県生まれ。保育専門学校卒業後、保育士をへて絵本作家に。日本児童文芸家協会会員
長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
1961年大阪府生まれ。絵本に『おたまさんのおかいさん』(解放出版社・2003年講談社絵本賞受賞)、『おたすけてんぐ』(教育画劇)、『いろはにほへと』(BL出版・第10回日本絵本賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
50
図書館本:待ちに待った遠足の日。運悪く、風邪を引いて寝込んでしまった僕だけれども、遠足に行きたい気持ちが高ずるあまり・・・体から「にゅっ」と気持ちが抜け出して、遠足に出発!と言うお話。同じく、遠足に行きたい気持ちの猫とジュースを伴って、途中で遠足の日の嫌われ者の雨雲と合流。一路、遠足バスを追いかけた一行の前に立ちはだかったのは?みんなで力を合わせて切り抜けて、綺麗な虹の下でお弁当を食べる爽快感は、まさに遠足の醍醐味♪遠足のわくわく感が思い起こされる作品。2013/10/02
関東大震災の被災者、特に虐殺された朝鮮の皆様に追悼・寺
35
長谷川義史の描く子供や猫の絵を見ると和む(^-^)。パンパンに膨らんだ顔だったり、鼻ペチャだったりするのに無性に可愛い。綺麗ではないものの中に美を見出だすセンスがなければ、可愛さって生み出せないものなのかも知れない。この絵本は風邪で遠足に行けない少年が、布団の中から想像力で遠足に行くお話。飼い猫はともかく、遠足では嫌われる雨雲を連れて行ってやるのが何とも言えず優しい。この雨雲と太陽の攻防が見所でもある。雨雲が七色のジュースの雨を降らせるのがまた良い。闘病中の子供が読むと励まされるのではなかろうか。2015/04/17
p.ntsk
25
楽しみにしていた遠足に風邪をひいてしまったぼくは・・・ある意味スピリチュアルな一冊(笑)2014/09/15
スノーマン
22
この男の子は小学生?それとも幼稚園?これぐらいの子供が遠足を体調不良で休むのは本当悔しくて悲しいやろうから、ついに魂抜け出してしもたんやね(笑)そのまんまの男の子の行動が、長谷川よしふみさんの絵によってさらにダイナミックなことになってしまってる。お日様と雨雲のせめぎ合いも思いがけない方法で乗り越え、最後はみんなニコニコになって良かった。2014/09/21
鈴
20
息子、自分読み。わたしも後からひとりで。なかなか楽しい絵本。普段は遠足に連れていけない(持っていけない)猫やジュースを連れていくのは素敵な発想だな。まさか雨雲まで連れていって、どうなることかと思ったけど、うまい展開だった。2012/07/01
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