現代ミステリー短編集
現代ミステリー短編集〈4〉トリュフとトナカイ

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  • サイズ A5判/ページ数 205p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784265067749
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8390

内容説明

トリュフが日本に自生しているかをめぐって口論になる設定からはじまる、奇抜で奇妙な表題作「トリュフとトナカイ」や、一流のコレクターを目ざす、鼻もちならぬ友人への嫌悪感から、殺人にはしる「金津の切符」、氷上の殺人事件に出くわした若き女性による犯人探し「蚊取湖殺人事件」ほか「開橋式次第」を収録。

著者等紹介

泡坂妻夫[アワサカツマオ]
1933年、東京生まれ。1976年、『DL2号機事件』で第1回幻影城新人賞佳作入選。1978年、『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞、1988年、『折鶴』で泉鏡花文学賞、1990年、『蔭桔梗』で直木賞を受賞

金子真理[カネコマリ]
1962年生まれ。女子美術大学絵画科油絵専攻卒。主にエディトリアルにて活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

oldman獺祭魚翁

34
著者にはちょっと珍しい児童向け(YA向け)の短編集。相変わらずクセの強い登場人物に読み手は翻弄されるが、本当の犯人は……著者はベテランのアマチュア・マジッシャン。その手技に騙されない様にと思っても、ついつい引っかかってしまいそう。 でも、どうせなら気持ちよく騙されて見ましょうか? 著者みたいにピリッとしていないダラダラ書評はこちら⇒https://www.honzuki.jp/book/2809/review/273570/2022/03/12

timeturner

5
わははは。表題作が滑稽きわまりなくて大笑いした。いくらなんでもという展開が次々に起こるので、読者は登場人物たちと一緒に「嘘だろう?!」と叫びながら引きこまれてしまう。亜愛一郎シリーズのテイストに近いかな。他に3編を収録。2022/07/27

ゆまたろ

2
子どもと図書館で本を探していて見つけました。児童のコーナーにありました。泡坂さんが亡くなって、もう新作は読めなくなりましたが、読んだことのない短編もあり、久しぶりに、軽妙洒脱な泡坂さんの作品に会えて嬉しかったです。2014/07/06

彰信

2
いや〜、面白かった^^やっぱり文字が大きいので見やすいですね(笑)。『開橋式次第』は登場人物の名前を覚えるのに必死でした^^;家系図かかなきゃ分かりませんな。基本的にコミカルなので楽しく読めました。どれが好きかって訊かれると、やっぱり代表作の『トリュフとトナカイ』ですね〜^^2010/01/08

タマ

1
泡坂妻夫のノンシリーズ短篇をヤングアダルト向けに集めた作品集 「開橋式次第」「金津の切符」「トリュフとトナカイ」「蚊取湖殺人事件」泡坂妻夫らしい諧謔と意表をついたトリックが楽しめる2024/12/23

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