出版社内容情報
インターネットをはじめたはるひに、ある日ふしぎなメールがきた。そのメールは、はるひと同じ名前で、しかも同じ風早の街にすむ、同い歳の男の子からだった。どういうことだろう?七夕を舞台に描くファンタジー童話。大好評アカネヒメ物語の第3弾です! 小学生中学年から
内容説明
はるひはパパから、自分専用のコンピュータをもらった。さっそくインターネットをはじめたはるひに、ふしぎなメールがとどいた。はるひとおなじ名前で、おなじ風早の町に住む、おない年の男の子からだ。どういうこと?七夕の夕ぐれ時。ふしぎな力にみちびかれて、アカネヒメとはるひがであうのは。
著者等紹介
村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年、長崎県に生まれる。作品に『ちいさいえりちゃん』(あかね書房・毎日童話新人賞最優秀賞・椋鳩十児童文学賞)などがある
森友典子[モリトモノリコ]
1957年、大阪府生まれ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
40
アカネヒメシリーズ…1、2巻を飛ばして3巻を手にしてしまったが3巻からでも楽しめた。パソコンを使うときのルールもさりげなく取り入れて子供達にも理解しやすくて良いとおもったし。パラレルワールド、並行世界…自分の居ないもう一つの世界…。読みながら私がよく見る夢の世界を思い出した。未来は変えられる。どこかにきっと、もう一つの世界があると思って生きてる変なおばあちゃんの私も、黄昏時は逢魔の時間…わかるわぁと村山さんの描く世界にどっぷりハマってしまった。右下のパラパラマンガ風イラストも気に入った。2018/05/02
小梅さん。
2
ファンタジーと、ネットならではの世界が見事に融合 している。 PCの向こうのはるひくん。最初が、時空がずれてる のかな、と思ったけど、そうでもなさそうで、読み進めて 納得。そういうことか! 果たすことができなかった約束。 あまりにも切ない。戦争は、神様さえ、巻き込む。。。 でも、2人のはるひの交わした約束は、未来への希望。 2016/01/28
みゆき
0
村山早紀さんの話には、風早の街がよく出てくるなー。不思議な事が起こりやすい街なのかな?このお話は、少し切ない話だった。みんなが協力し合えば、世界は変えていくことが出来るのかもしれないなと思った。2016/05/13
sumireno
0
もしかしたら、初めて平行世界という概念を知ったのは、この本だったのかもしれません。風早の街の空襲。まだ、パソコンのメールなんてものを知らなかった頃に読んだ本です。2013/11/14
kiwako
0
コンビニたそがれ堂の『さくら』っていう話にも出てくる風早町の空襲のエピソードが絡んできますのね。2009/10/26