内容説明
晃子は本が大好きな女の子。五年生になってやっと念願の図書委員になれて、よろこんでいた。ある日、担当の若林先生が図書くらぶを立ち上げると宣言する。旧校舎の図書室の本も見せてあげると言われ、晃子も入部することに。そこには信じられない秘密がかくされていた。
著者等紹介
日向理恵子[ヒナタリエコ]
兵庫県出身。「季節風」及び日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杏子
14
少し想像していたのとは、違っていた。図書くらぶというシリーズ名から誤解をしてしまったようです。ファンタジーだったんですね。出てくる本は、架空のものらしくそこがちょっと残念。現実の本にリンクしてあれこれするファンタジーだったらよかった。2巻まで借りているのでそこまでは読むけど、そのあとはわからない。でも子どもたちは好きかも?5冊で終わりならいれてもいいかなぁ?選書のための読書でした。あんず小学校というネーミングにも惹かれました。呼ばれてる?2015/07/01
退院した雨巫女。
9
《私‐図書館》この図書くらぶ入りたいなあ。さて、自分の本は、どれだ!2012/09/06
sakko/さよ
3
再読!やっぱきらきらしてるなぁ。これを読んだ小中学生の女の子には弓くんと雪則どっちが人気かしら、なんてことが気になるw2012/06/04
ひとみ
3
本が好きな子供たちが、何をしでかすか分からない教師に連れられて侵入した旧校舎には、不思議な本がありました。その力を悪用しようとする悪い魔法使いと、「自分にとって特別な一冊の本」を手に立ち向かうことになったのでした…、というお話。本、魔法、旧校舎と、本好きの子供をとろかす設定の類いが完璧。魔法バトルに溺れず「本を読むこととは?」という問いかけがあるのもいい。楽しかったです。2011/12/09
鳩羽
3
本好きなら誰でも自分だけの一冊、本を呼び本に呼ばれるような出会いをしたいと思うもの。そうして選んだ本が力として顕現、不思議な力を持つ黄金書を守るためにあんず小学図書くらぶが結成された。主人公晃子の本への偏愛と、典型的な内気っ子が時々頑張ることが周囲に与える影響に感動する。絵がもうすこし繊細な感じがよかったな。2011/11/16