内容説明
知也のクラスで、三年生さいごの思い出に「親切運動」をすることになりました。小さな貝がらに入れた紙に書かれた名前の人になにか親切をするというルールです。知也があたったのは、ド・ミン・トンというカンボジア難民の男の子でした。知也は「かぎばあさんがきてくれるキップ」を考えてみたのですが…。―標題作の他に「やさしいおばけのじっとんさん」を収録。小学校低・中学年向き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ののまる
11
知也のクラスでは小学三年生の最後の思い出に「親切運動(アサリの貝殻の中に名前を書いてクジにして、その名前があたった人に親切をする)」をすることに。知也が当たったのはカンボジア難民のミントン。ミントンは向こうでは三年生だったけど日本では一年生になり、今は三年生になりました。ミントンをいじめる子、仲良くする子もいろいろいる中で、知也は国語が大変なミントンに「宿題を手伝います券」をあげようとしますが、ミントンのスピーチコンテストを聴いて、違う券にすることにしました。その券とは何でしょう?ホロっとします。2016/12/26
とよぽん
7
手島悠介さんの作品を初めて読んだ。家族や子供たちを温かく包む雰囲気がいい。そして、難民という社会の問題をさりげなく溶け込ませつつ、かぎばあさんの愛と知恵がじんわりと読者を満たしていく。2017/02/21
yhossy
0
小42010/08/23
みか
0
本当は『岩崎書店 あたらしい創作童話』の方です。2020/03/22




