出版社内容情報
子供の成長祈願など様々な目的のために形づくられた年中行事。今も日本で行われている行事をたくさんの写真と共に紹介する。
いきいきとした行事の姿を伝える!
自然の恵みへの感謝や、子供の成長祈願など、さまざまな目的のために昔の人が形づくり、現在まで引き継がれてきた年中行事。本書では、今もこの日本で行われている行事をその目的ごとに章立て、圧倒的な数の貴重な写真と共に紹介する。
【著者紹介】
【野本寛一・編】 1937年静岡県生まれ。近畿大学名誉教授。著書に『焼畑民俗文化論』(雄山閣)、『生態民俗学序説』(白水社)、『熊野山海民俗考』(人文書院)、『山地母源論1 日向山峡のムラから』(岩田書院)、『生態と民俗』『神と自然の景観論』(講談社学術文庫)、『栃と餅』(岩波書店)、『自然災害と民俗』(森話社)、『食の民俗事典』(編著、柊風舎)ほか。
内容説明
正月・神さまを迎える、神さまの座席、節分、初午、水口祭り・サナブリ、刈り上げ・鎌祝い、彼岸、七夕さまのふしぎ、ひなまつり、入学式・卒業式、馬の年とり、烏勧請、アマメハギ・ナマハゲ、トシドン…。「願い」「祈り」「思い」などを要素別にまとめて、年中行事にこめられた心を学ぶ。
目次
1 新しい年を迎える喜び
2 季節の折り目と祈り
3 自然の恵みを祈る・収穫に感謝する
4 ご先祖さまとの交わり
5 子どもの成長を祈る・家族への感謝を示す・人と人との絆を深める
6 年中行事と生きものたち
7 神さまの家庭訪問鬼か神か妖怪か?
8 長野県飯田市―三石家の一年の行事を追う
9 大人のための年中行事入門
著者等紹介
野本寛一[ノモトカンイチ]
1937年静岡県生まれ。近畿大学名誉教授
筒江薫[ツツエカオリ]
1972年奈良県生まれ。日本民俗学会会員
谷阪智佳子[タニサカチカコ]
1976年奈良県生まれ。日本民俗学会会員。新鳥取県史編さん民俗調査委員
岩城こよみ[イワキコヨミ]
1981年福岡県生まれ。大阪産業大学非常勤講師。日本民俗学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。