物語の王国 サクラ・タイムトラベル

加部 鈴子【作】

岩崎書店（2014/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 174p／高さ 20cm
• 商品コード 9784265057863
• NDC分類 K913
• Cコード C8393

出版社内容情報

江戸にタイムスリップしてしまった志保と龍之介は、大火から将軍を救出する命を受ける。目的を遂げて現代に戻ることはできるのか！

「ここはどこだ？」歴史博物館の非常扉を開けた先は、なんと江戸時代だった。
志保といとこの龍之介は、ひょんなことからタイムスリップして江戸の町に迷いこみ、そして八代将軍吉宗を大火から救う特命まで受けてしまう。

偶然出会った定火消の息子・清太郎とその両親との交流、大火への備え、ほのかな初恋…。江戸での時間はめくるめく流れ、とうとう将軍救出へ向かう時がくる。はたして志保と龍之介は、目的を遂げることができるのか。江戸の町は炎で焼き尽くされてしまうのか。そしてふたりは無事に現代に戻ることができるのか…!!

【著者紹介】
【加部鈴子・作】　　1975年生まれ。群馬県立女子大学文学部卒業。群馬県在住。第10回ジュニア冒険小説大賞を受賞して『転校生は忍びのつかい』でデビュー。

内容説明

歴史博物館の非常扉を開けた先は、なんと江戸時代だった。志保といとこの龍之介は、混乱の中で、ある特命を引き受けるはめに―。はたして、ふたりは、目的を遂げることができるのか。そして、無事に現代にもどってくることができるのか。めくるめくタイムトラベルが、いま、始まる！

著者等紹介

加部鈴子［カベリンコ］
１９７５年生まれ。群馬県立女子大学文学部卒業。第１０回ジュニア冒険小説大賞を受賞して『転校生は忍びのつかい』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[バニラ風味]

博物館なんて別に興味ないけど、行くはめになっちゃった。という主人公・志保。一緒に行った、歴史好きのいとこ・龍之介が江戸時代の火事の絵巻物を見ながら、館長と話していると、非常警報が鳴り響く。非常扉を開け、通路を走り抜け、出口を開けると、そこは江戸時代の風景だった。歴史を変えないようにと、二人は館長からミッションを与えられる。親切にしてくれた男の子からもらった櫛は、淡い桜の花びらのようにはかない恋心の証しだった。タイムトラべルの真実がわかった時、甘く切ない風が通り過ぎる。もう戻れない、という痛みを抱えて。

2016/04/03

[桜雫―私は翡翠が好き。ということで写真変えました。―]

面白かった！おすすめ♪

2014/09/09

[Incisor]

歴史博物館からのタイムトラベルなんてロマンを感じながら読んだ。マジック・ツリーハウス・シリーズで感じたワクワクを思い出したりした。地元にあたりまえにある風景、消防という仕事など、過去の人々の思いがつながって、現在があることへの気づきがとてもよかった。

2022/08/17

[頼ちゃん]

児童書ですが歴史物もタイムトラベルも好きなので面白かった。タイムスリップものって戻ってきた後切ない。そこが好き。３月に子供達にすすめます。読みやすいし、表紙もいい感じ。

2016/02/04

[しろのあ]

児童書としてなかなか良作だと思います。桜の今の季節におすすめ！タイムスリップや時代物に興味がない私でも自然にストーリーに入っていけました。江戸の消防事情にふむふむ。歴史、恋愛、不思議、冒険と要素がこれでもかとつまっていて、さくっと読めるのですが、満足感もあります。ＹＡの棚にあったけれど、ふりがなもついているので実際は小学高学年あたりかな？

2015/03/13