出版社内容情報
狂言の型や表現方法をさまざまな分野で活躍中の野村萬斎がわかりやすく解説。ワークショップでは「桃太郎」に挑戦。 小学生高学年から
内容説明
狂言の家に生まれた少年は、子どものころから、厳しい稽古の毎日。つらくて逃げ出したいと思ったこともあったけど、狂言の本当のすばらしさに気づいたころから、狂言を通して自己表現する魅力にとりつかれていったのです。狂言の「型」は、ことばで語るよりもおしゃべり。見る人にとても多くのことを伝え、いろいろな世界を想像させてくれます。この「型」をてがかりに、狂言の世界を体験してみましょう。小学校高学年以上。
目次
第1章 狂言には型がある
第2章 型で遊んでみよう
第3章 狂言の歴史
第4章 狂言の舞台表と裏
第5章 イメージしてごらん、狂言の世界
第6章 万斎先生に答えてほしい
第7章 ぼくが狂言師になるまで
著者等紹介
野村万斎[ノムラマンサイ]
1966年東京都生まれ。父は野村万作。東京芸術大学卒業。70年『靭猿』で初舞台を踏む。94年万斎を襲名。テレビドラマや他の演劇の舞台でも活躍。新しい演出の狂言や狂言ワークショップ、海外公演などを積極的にこなしている。2002年より世田谷パブリックシアターの芸術監督に就任する
小野幸恵[オノサチエ]
1954年東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経てフリー編集者となり、書籍やインタビュー記事の企画・構成・執筆などに携わる
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感想・レビュー
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棕櫚木庵
17
図書館で見かけ借りてみた.狂言の型,歴史,主な演目などを多くの写真によって説明した本.型の説明では,個々の型の説明だけでなく,それを組み合わせて桃太郎の話を作ってみせる.狂言における型の役割がよく分かった.最後の章は「ぼくが狂言師になるまで」.狂言師の家に生れ,子どもの頃から狂言師になる稽古を付けられながら育った萬斎の自伝的回想.ごく短いものけども,世襲が基本の家に生れ育てられるとはどういうことか興味深く読んだ(もっとも,厳しい稽古は付けられたけど,狂言師になることを強いられたのではないとのことだった).2023/05/05
どあら
10
中学校の図書室で借りて読了。野村萬斎さんが好きなので、この本を見つけた時に嬉しくてテンションがあがってしまった!(ノ´∀`*)2015/12/29
まげりん
3
なかなか狂言を見る機会がないので、とても興味深く読みました。教科書に載っている「附子」だけでなく、「にほんごであそぼ」で紹介された靫猿とか蝸牛が載っているので、なじみやすいと思います。2009/12/08
BebeCherie
0
This book really helped my students to go see Kyogen performance for the first time. It was some experience for them to see Nomura Mansai himself was actually on the stage!2014/12/17
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