出版社内容情報
セクハラなどの女性差別を取り除くために/戦争による被害者と平和に生きる権利を考える。 小学生高学年から
内容説明
このシリーズでは、人権をおびやかされたり、侵害された人たちが、その回復のためにたちあがり、「人が人らしく生きる」ために努力した、具体的ケースからかたられています。4巻は、女性・戦争と人権について。小学校高学年~中学・高校生向き。
目次
女性と人権―セクハラをなくすことは、性差別をなくすこと(性差別が、すべてのもと;セクシュアル・ハラスメント)
戦争と人権―戦争と人間の尊厳とは(人体実験と被害者と加害者;レイプによる被害者・李秀英さん;裁判にたちあがる;戦争と人権)
著者等紹介
角田由紀子[ツノダユキコ]
1942年、北九州市に生まれる。1967年、東京大学文学部卒業。1975年に弁護士登録。以後東京弁護士会および日本弁護士連合会の「女性の権利委員会」の委員を務め、1983年以降は女性にかかわる事件を多く手がけてきている。1986年より、民間のボランティア組織である「東京強姦救援センター」の法律アドバイザーも務めている。セクシャルハラスメントについては、福岡事件、沼津事件、秋田事件を担当。1992年に8人の女性によるドメスティック・バイオレンス調査研究会を設立し、日本で初めて夫(恋人)からの暴力の実態調査を行った。1994年から96年まで、アメリカ・ミシガン大学ロースクールで、研究員としてキャサリン・マッキノン教授のもとで女性法学を勉強。現在、静岡県弁護士会会員。著書に『性の法律学』『ドメスティック・バイオレンス』(有斐閣)、『女性、暴力、人権』(共著・学陽書房)などがある
南典男[ミナミノリオ]
弁護士。人骨焼却差止住民訴訟弁護団。七三一・南京虐殺・無差別爆撃事件訴訟弁護団。1995年から99年まで、中国人戦争被害者の要求を支える会事務局長、現在、常任運営委員。毒ガス・砲弾遺棄被害賠償(請求第二次)訴訟弁護団事務局長、李秀英名誉毀損裁判を支援する会事務局次長などをつとめている
小泉るみ子[コイズミルミコ]
1950年、北海道美唄市に生まれる。早稲田大学文学部卒。画家。雑誌などにイラストを描くかたわら、児童図書の分野で活躍中。日本児童出版美術家連盟会員。主な作品に『わたしの好きな場所』『ふぶきのあとに』(ポプラ社)、『ジスランさんとうそつきお兄ちゃん』(文研出版)、『シンタのあめりか物語』(新日本出版社)、『たのしくわかる日本国憲法/人権―自由権』(岩崎書店)など多数がある
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