内容説明
「めしつかいねこ協会」の「ごくろうさん会」にお休みをもらって、いくことになったコットン。いく先はプロニャンス村。いつもコットンになんでもやってもらっていたシルクは、るすのあいだにつぎつぎと失敗ばかり。ナナはハラハラ、ドキドキです。そこへ、おきゃくさんがやってきました。
著者等紹介
あんびるやすこ[アンビルヤスコ]
群馬県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。テレビアニメーションの美術設定を担当。その後、玩具の企画デザインの仕事に携わり、絵本・児童書の創作活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe@読み聞かせメーター
21
6歳の娘に読み聞かせ。コットンの夏休み。お片付けの手際がいい人がいなくなると、散らかり放題になるのはお約束。でもそれだけど終わらないのがこの話の面白さ。設定が丁寧で、ちょっと複雑なお話になったけどこどももちゃんとついてくる。あんびるやすこ大好き。2017/03/31
小夜風
19
【図書館】シルクのめしつかい猫であり、いつもは脇役に徹しているコットンのお話でした。めしつかい猫は殆どが真っ黒な猫ですが、時々コットンのように黒くない部分がある猫も生まれるそう。そのことをコットンがこんなにコンプレックスに思っていたなんて、知らないと判らないこともたくさんありますね。紅茶とクッキーでお茶したくなります♪2015/04/05
カタコッタ
14
これはちょっと良い話。オチもついていてよくまとまってます。2024/09/21
けいと
13
今回はめしつかいねこのコットンが、プロニャンス村に休暇に(笑)プロニャンス村って名前がツボりました(笑)あぁ猫が集まるリゾート地なんだなって思える素敵な地名ですね。そしてキャロットが可愛い!性格はまぁ可愛かないけど、見た目がめっちゃ可愛い。ほしい、あんなぬいぐるみ。そいで今回の話の肝は、ありのままの自分をすきでいてくれるひとがいるなら、容姿を変える必要はないってとこでしょうか。まぁ大事なのは、過ごした年月や思い出、人格全てひっくるめてだから容姿云々じゃないんだなぁと。コットンもほしいな〜〜。2014/09/09
のほほん
11
めしつかい猫のコットンが夏休みでめしつかい猫の集まりに出かけて行きました。そんな時リフォーム店に汚れたせいでご主人さまに忘れられたと心配したぬいぐるみのキャロットがきれいなぬいぐるみにしてほしいと訪ねてきました。誤解がとけて「そのままの自分を好きでいてくれる人がいるのに、自分で自分のすがたを嫌うなんてまちがっていました」というキャロットの言葉に魔女の猫らしい真っ黒な猫になりたいと思っていたコットンも反省です。真っ黒でなくてもシルクにとっては申し分のないめしつかい猫だと思うな。自分に自信をもって、コットン。2024/05/28