出版社内容情報
林がありました。木がふえて 森になりました 漢字の想像が広がっていく一つの詩を絵本で展開していくシリーズの1冊目。
川崎 洋[カワサキヒロシ]
久住 卓也[クスミ タクヤ]
内容説明
すきな詩は、ありますか?詩には、たのしい詩、やさしい詩、ちょっぴりかなしい詩もあります。この本は詩の絵本です。教科書でよんだことのある詩人の作品です。詩のことばのひとつひとつを、画面いっぱいにえがかれた一まい一まいを、どうぞゆったりと、あじわってみてください。声にだしてよんでみると、より世界がひろがります。
著者等紹介
川崎洋[カワサキヒロシ]
1930年東京都生まれ。戦時中から福岡に疎開し福岡県立八女高校卒業、西南学院専門学校英文科中退。詩人、放送作家。1953年茨木のり子らと詩誌「櫂」を創刊。詩集『ビスケットの空カン』(花神社)で高見順賞を受賞。2004年没
久住卓也[クスミタクヤ]
1963年東京都生まれ。美學校にて岡部徳三から版画を学ぶ。QBB(久住昌之・作、久住卓也・絵)のペンネームで発表した漫画『中学生日記』(青林工藝社)で文春漫画賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RX78
16
1年生によさそう2021/02/25
Naomi
16
「第23回日本絵本賞」候補絵本の1冊。漢字の成り立ちがわかる、漢字に興味を持てる絵本。いいね!2018/02/22
ヒラP@ehon.gohon
12
川崎洋さんは、言葉遊びとリズム感で独特な詩を書く方ですが、この本に関していえば、深さがあまりなく無理があるように思ってしまいました。 子どもにあまりなじみのない読みがあったり、アラビア数字を漢字に加えたり、小学何年生が対応するのか、ちょっとわかりませんでした。 でも、こうやって知っている漢字を増やしていくことって良いですよね。2017/08/07
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
川崎洋さんの詩を視覚でも楽しめる絵本。解説されている宮川健郎さんの「改行のたびに、前の行とはちがった世界がつぎつぎと開かれる…それが詩です。」という言葉を楽しめないと理解しにくい世界ですね。2020/07/18
遠い日
9
「詩の絵本ー教科書に出てくる詩人たち」シリーズ。おお、楽しい。漢字がアニメのようにずんずん動いていく。世界が変化していく驚きと喜び。すばらしい。2020/10/08