出版社内容情報
2024年度から新1000円札に登場する北里柴三郎は国内外で感染予防と治療に貢献しました。ドイツ留学から帰国して、福沢諭吉の協力で伝染病研究所を立ち上げます。
内容説明
軍人になるのを夢見て、子供のころから親戚のもとで学んできた柴三郎は、オランダ人医師マンスフェルトに出会い、医学の道に進みます。ドイツ留学ではコッホの下で細菌学の研究をして、様々な感染症に取り組んでいきました。帰国後は困難なことにぶつかっても、あきらめずに伝染病研究所を設立し、日本近代医学の基礎を築きました。
目次
1 軍人になりたい
2 顕微鏡っておもしろい
3 暴れんぼうの柴三郎
4 おれも留学したい…
5 あこがれのドイツへ
6 信頼を勝ちとる!
7 科学者の正しい道とは
8 破傷風菌のなぞを解け!
9 お金ではなく、日本のために働きたい
10 ペスト菌を発見!
11 北里研究所、誕生!
著者等紹介
石崎洋司[イシザキヒロシ]
1958年、東京都生まれ。作家、翻訳家
小坂伊吹[コサカイブキ]
東京都生まれ。漫画家、イラストレーター。史学科を卒業し、歴史ジャンルを中心に漫画やイラストを描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さーちゃん
3
10歳4ヶ月 ストーリーで楽しむ伝記⑨ 北里柴三郎氏に興味を示さなかった長女だが著者が「黒魔女さんが通る」の石崎洋司さんと分かると読みたいと。さすが石崎マジック!あまり伝記本で感想を言う事がない長女だが、本書に関しては面白かったようで色々と驚いたり感動したところを教えてくれた。マンガの伝記は読みやすいが活字で面白いシリーズはなかなかないので嬉しい。早速、同シリーズ、石崎さん著の嘉納治五郎に興味を示す。夏の読書感想文におすすめシリーズかも。2022/07/15
ちい
1
思っていたより凄い人、北里柴三郎。 あんな人、こんな人とも繋がりがあったのか・・!と、驚きの連続だった。 2024年、紙幣のデザインが福澤諭吉から北里柴三郎に刷新されるにあたり、この伝記を読むと、福澤から北里へのバトンタッチは、ストーリーを知った日本銀行の粋な計らいかな、と思うほど。2022/07/21