内容説明
フチたち一行は、ついにドラゴンラージャの資質を持つ少女を見つけだした。バンパイアがもたらした〈疾病の兵器〉に怒りを覚えながらも、ナウルーチェン城で休息していると、ネクソンが侵入してくる。目的の少女をさらったネクソンは、雨のなか馬に乗って消えた。すぐに追跡をはじめるフチたち。むかうは、クラドメッサが眠るあの地…。
著者等紹介
イヨンド[イヨンド]
1972年生まれ。慶南大学国語国文学科卒業。97年、韓国のパソコン通信、ハイテルに『ドラゴンラージャ』を連載、98年に単行本化され、ファンタジーブームの火つけ役となる。韓国、馬山市在住
ホンカズミ[ホンカズミ]
1970年生まれ。日本大学芸術学部卒業。東京都在住
金田榮路[カネダエイジ]
フリーイラストレーター。ノベル挿画等のイラストレーションをはじめ、アニメ、ゲームのキャラクターデザイン、イラストなども手がける。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tellme0112
3
一気読みです。面白すぎる…。2018/04/17
ショーン. H
1
いままでは人間という矛盾を抱えた存在に不思議がるエルフやドワーフ、という形で人の本質を描いていなかったが、ドラゴンという自己完結の極み(現実世界で言う一神教の神のような存在)との対話でその矛盾に関しての応答がある。 その対話シーンが見事で、最初はちんぷんかんぷんだったが、フチの「人間は単数ではない」という言葉が会話の不明瞭さや人間の本質を表していた。 要は一人だけでは生きていけない、他社と関わりあう存在ということ。 合ってるかはわからないが、作品テーマの人間性の描写という点ではこの一言に尽きる気がする2022/01/03
ペタル
1
相変わらずの韓国ドラマ節な流れでドラゴンロードとのご対面。でも、対面してからの会話が面白くて、後半は一気に読めた。人間は自分一人じゃなくて他人の中に存在する自分もいて、そういう自分もすべて含めて「自分」なんだということを気付かされたドラゴンロード(おじいさんの姿)がフチ達を外へ送り出すのに、足元に見えるドラゴンロードの本来の姿に圧倒されました。彼は人間と異なる存在というだけで、害を成すものではなかったのでは?2010/05/23
ほずみずほ
0
大迷宮が思ったより大変なところでなかったから少し拍子抜け。ジャックの人柄がgood (7)2008/10/03
シュウ
0
引き込まれて読んでしまうが、考えさせられる場面が出てくると、ふと自分ならどうかと考えてしまう。2014/09/09