ストーリーで楽しむ日本の古典<br> とりかえばや物語―男装の美少女と、姫君になった美少年

電子版価格
¥1,650
  • 電子版あり

ストーリーで楽しむ日本の古典
とりかえばや物語―男装の美少女と、姫君になった美少年

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 179p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784265049936
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

活発な女子が男子に、おとなしい男子が女子に。平安時代にすでに存在した男女入れ替わり物語。恋物語も盛りだくさん。

目次

りりしい姫君と、内気な若君
色好みの貴公子
いつわりの結婚
桜花の目覚め
ひめごと
吉野の宮
おもかげ
光風のかなしみ
別れ
桜花の決意
男と女、とりかえばや
王者と恋
清瀬の若君
過ぎ去りし日々

著者等紹介

越水利江子[コシミズリエコ]
作家。元東北芸術工科大学客員教授。日本ペンクラブ、日本児童文芸家協会所属。『風のラヴソング』で芸術選奨新人賞、日本児童文学者協会新人賞、『あした、出会った少年』で日本児童文芸家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるき

31
子供向けなのに色っぽい(^_^;)何角関係かよく分からないくらい入り組んだ恋愛模様が大人向けです。古典の世界って結構性的に自由だったのかしら。男女逆転姉弟を中心とした恋愛絵巻が凄かった。2016/07/18

みーなんきー

19
世にも美しい兄と妹。しかしその性質は兄がおとなしく引っ込み思案で、妹は当時男だけがするという学問、楽器、外遊びに長けていた。そしてある時2人は男女入れ替わる形で、役職につき…。時折、月のもの、夜2人きりになった時の営み、など誤魔化さなければならない局面を乗り越え、そのまま男女逆に生きていくのだが…。平安時代で役職名が多いのと、地位により交流しない人間など、現代の読者には読解が難しい面も多々ある。が解説によると、出世によって変わる呼び名を統一したりなどの工夫で、何とか読み易い本となっている。2022/08/13

花林糖

12
(図書館本)氷室冴子さんの「ざ・ちぇんじ」の印象が大きい作品なので比べながら読了。作者不詳だったんですね。他の関連本も読みたくなりました。2017/03/08

8
古典は苦手なので読みやすいところから(笑)平安時代に凄い話があったんですね。作者未詳らしいけど、もしかしたら性別の悩みを抱えた方の言えない思いが形になったのかもと思えてきた。あの時代では当たり前だったのかもしれないが、青空の君の節操のなさというか、人としてどうなのと読んでいて引いた。あと、血が濃くなりすぎでは…。展開は面白いんだけど、古典は合わないのかな(苦笑)2022/10/25

やちゆう

8
男女とりかえて社会生活し、出産を期に元に戻り、男女ともに最高位へ登りつめる話。正直、現代のいれかわりものが甘く感じるくらい、エッジのきいた話。児童ものだからと思ったけど、分かりやすいからこそけっこう生々しい。エッチと出産がペアで出てくるし、男の貞操観念についていけなくなるし。読むのは中学生以降がいいかも。 大人は面白い話だけど、子供に読ますのは、という観点のレビューでした。2022/08/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10223756
  • ご注意事項

最近チェックした商品