出版社内容情報
名探偵ポワロの活躍を描く「のろわれた相続人」「猟人荘のなぞ」「〈西部の星〉盗難事件」の3編を収録する。 小学生高学年から
内容説明
由緒あるラメジャラー家には、大昔から、長男は跡をつぐことができない、という呪いめいたものがありました。ある朝のこと、ラメジャラー夫人がポワロを訪ねてきました。長男のロナルドが、この半年のあいだに三回も死にかけた、というのです。一度は海でおぼれかかり、二度目は壁のツタから転落し、三度目は食中毒になったのです。呪いや迷信を信じないポワロは、旧家の危機をすくうために、勇躍調査にのりだします―。表題作のほかに、名探偵ポワロの小さな灰色の脳細胞が冴える「猟人荘のなぞ」「〈西部の星〉盗難事件」の二篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まきんぼ
3
ポワロ→マープル→怪談ときて、またポワロ作品へ。貴族がたくさん出てきてイギリスの文化を感じる。解説の部分に参考図書としてたくさんミステリー作品が紹介されているから、チェックして読んでみよう。2013/09/25
ぴよぴよ
3
いつもの推理編に戻った。よかった。エルキュール・ポアロのエルキュールとは、ヘラクレスのフランス読みとは。2012/04/21
ごん
2
呪われた相続人、子供を危険に晒すなんてなんてことだ。2017/03/02
みかん
0
猟人荘のなぞ・のろわれた相続人・<西部の星>盗難事件2015/09/07
遠藤三春
0
猟人荘のなぞ、のろわれた相続人、〈西部の星〉盗難事件の三編。全てポアロがでてきます。どれもクリスティらしくひねりもきいていて面白かったが、若干パターン化がみえなくもない。そんな中でのろわれた相続人のラストは黒くて感心した。西部の星の方ではちがうさくひんにもでていたキャラの名前もちらりとでてくるが横文字の名前は苦手だから覚えてなかった。あれ?まだ未読なのかな。どの話も面白かったです。2020/10/21