感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スター
38
『宇宙の漂流者』という邦題で出ていた本の復刻版。著者はSF『冷たい方程式』で有名な米国人。 時は未来。地球人の移民を乗せた宇宙船は目的の星アシーナをめざす。 が、敵のゲルン星人に攻撃を受け、一部の人達は連行され、残りの地球人はラグナロクと呼ばれる重力が1.5Gの惑星に置き去りにされる。 置き去りにされた人たちは感染症に罹患したり、獣に襲われて多くの者が亡くなった。 生き残った人たちはゲルン星人への憎悪を胸に、過酷なラグナロクで生きてゆく。子供の頃読んで、SFにハマったきっかけの作品。 2022/07/28
杏子
15
山本弘さんのBISビブリオバトルシリーズ4巻で紹介されていたので、県立図書館から取り寄せてもらって読んだ。子ども向けのSFだが、スケールの大きな作品。突如襲ってきた宇宙人ゲルンによる攻撃で、不毛の惑星ラグナロクに捨てられた地球人たち。200年もの間、耐えて生き延びていつか復讐することだけを目的に何世代も年月を経てきた人々。ストーリーを追っているだけでその凄まじさがわかる。時々、古めかしい表現に出会うが、壮大なストーリーには感動すら覚える。強いて言えば誤植が多かった。2018/03/06
植田 和昭
11
200年かけて復讐というところがすごい。200年もたったら戦争終わってると思うけどなあ。サバイバルのところが長すぎます。最後が少し不満です。2018/06/11
ぽけっとももんが
6
「君の知らない方程式」からの派生読書。しかし物語の中でどういう役割を果たしたんだったか定かではない。すぐすぐ読まないとだめだね。さて、昔のいかにもSF的なタイトルと意味不明な表紙。ラグナロクでのサバイバルは興味深いけれどもつっこみどころは満載。200年も高度な知識とゲルン憎しが脈々と伝わる不思議。とはいえ二つの太陽を持つ惑星ラグナロク、オオカミドラ、一角獣、モノマネリスなど想像力をかき立てられました。2021/04/29
lotta7
5
BISビブリオバトル部4巻で取り上げられていたので読んで見た。児童書だと思って甘くて見ていたが、壮大なスケールで驚いた。もしかしたら『地球へ』も、この作品の影響を受けたのだろうか?大人が読んでも引き込まれるだろう。まさにサバイバルだ。2017/09/28
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