出版社内容情報
虐待を受け、深く傷つきながら育った子どもたち。しかし農場で過ごし、動物たちと触れ合う中で、その心は徐々に癒されていき…。
虐待を受け傷ついた子どもたちは、「やさしさ」という感情の意味もよく知らないまま育った。しかし農場で過ごし、動物たちと触れ合う中で、その心は徐々に癒されていく。
【著者紹介】
【大塚敦子・著】 1960年生まれ。上智大学文学部卒業。商社勤務を経て、'86年から報道写真を撮り始める。フィリピンの新人民軍、パレスチナ民衆蜂起、天安門事件、湾岸戦争など国際紛争の現場を歩く一方、野生動物の撮影も行ってきた。'92年よりアメリカを舞台をしたヒューマン・ドキュメンタリーに取り組み、エイズとともに生きた女性の記録で'98年「準太陽賞」受賞。『いのちの贈りもの─犬、猫、小鳥、そして夫へ』(岩波書店)にまとめる。『さよならエルマおばあさん』(小学館)で2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。他に『犬が生きる力をくれた』(岩波書店)『介助犬タージャ』『わたしは今がいちばん幸せだよ エルマおばあさんケア日記』(小学館)、『平和の種をまく』(岩崎書店)など著書多数。
内容説明
虐待やいじめによって傷ついた子どもたち。かれらは、動物たちとふれあい、世話をしていく中で、命の大切さや「やさしさ」とは何なのかを学んでいった。子どもたちの心を癒し再生していく、「わすれな草農場」での日々を丹念に追ったノンフィクション。
目次
第1章 わたしを置いていかないで(アンという少女;バイク・ショップ ほか)
第2章 やさしくすることを学ぶ(生きものも、生きていないものも、大切にする;やさしくするって、どういうこと? ほか)
第3章 子どもが子どもでいられる場所(子どものための緊急シェルター;動物のぬくもりを求めて ほか)
第4章 ありのままのわたしを受け入れて(特別支援校ノース・バレー学園;みんな虫が大好き ほか)
第5章 回復する力(メンターリング・プログラムを手伝う;子猫の養育プログラムにチャレンジ ほか)
著者等紹介
大塚敦子[オオツカアツコ]
上智大学文学部英文学科卒業。フォトジャーナリストとして、パレスチナ民衆蜂起、湾岸戦争などの国際紛争を取材。1992年以降は欧米を舞台に、死と向きあう人びとの生き方、自然や動物との絆を活かして人や社会を再生する試みを取材している。『さよならエルマおばあさん』(小学館)で、2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。『平和の種をまくボスニアの少女エミナ』(岩崎書店)が2008年青少年読書感想文全国コンクール小学校高学年の部の課題図書に選定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
joyjoy
tellme0112
とも
ようこ