- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
出版社内容情報
木工家・工藤宏太さんは「300年生きた木は300年使える家具に」という考えのもと、森を守るために力を注いできました。
「大きな木は大きいままに使うこと、そして300年生きた木は、300年使える家具にしてあげること」それが岩手県岩泉町の木工家・工藤宏太さんのモットーです。使い捨てにされるような家具ではなく、新芽が大きく立派な広葉樹に成長するまで使われ続けるような家具を作る。そうすることで、日本の美しい広葉樹の森がなくならずにすむと考えています。また工藤さんは、ふるさとの自然を子どもたちに残したいと、保護活動にも力を注いできました。木の中に閉じこめられていた数百年前の子グマのミイラとの、不思議に満ちた偶然の出会いも描かれています。本書に描かれた、木に触れ、切り、削り、見つめ続けてきた工藤さんの半生は、屈指の山林国に生きるわたしたちへのメッセージとも言えます。
【著者紹介】
池田まき子 1958年秋田県生まれ。雑誌の編集者を経て、1988年留学のためオーストラリアへ渡って以来、首都キャンベラ市に在住。フリーランス・ライター。主な著書に『まぼろしの大陸へ 白瀬中尉南極探検物語』『命の教室 動物管理センターからのメッセージ』『夢をあきらめない 全盲のランナー・高橋勇市物語』(以上岩崎書店)、『地震の村で待っていた猫のチボとハル』『検疫探知犬クレオとキャンディー』(以上ハート出版)、『生きるんだ!ラッキー』(学研)、訳書に「すすにまみれた思い出・家族の絆をもとめて』(金の星社/産経児童出版文化賞推薦)などがある。
内容説明
家具づくりを通して木の命にふれ、美しい広葉樹の森を残そうと力をつくしている木工家・工藤宏太さん。森のささやきにそっと耳をかたむけるとき、どんなメッセージが聞こえてくるのでしょうか。
目次
木の悲鳴が聞こえる
大きな木は大きいままに
三百年生きた木は三百年使える家具に
木のぬくもりと木の心
大きな栗の木
子グマとのめぐりあい
栗の木との約束
岩泉町は「酸素量一番の町」
ふるさとの森と川と海
神様のくれたお休み〔ほか〕
著者等紹介
池田まき子[イケダマキコ]
1958年秋田県生まれ。児童書ノンフィクション作家。雑誌の編集者を経て、1988年留学のためオーストラリアへ渡って以来、首都キャンベラに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
cotoco
ゆう
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
モリエ
-
- 和書
- 中国「反日」活動家の証言