内容説明
人と野生動物がおたがいにいい関係で暮らしていくためにはどうしたらいい?ツシマヤマネコは、日本でいちばん、絶滅が心配されているほにゅう類のひとつです。ヤマネコを守ることは、豊かなしぜんを守ること、そしてじぶんたちの暮らす地球を守ることへとつながります。
目次
はじめに それは、クマから始まった
第1章 ツシマヤマネコって、どんなネコ?
第2章 なぜ、減っているの?
第3章 ツシマヤマネコたちのメッセージ
第4章 どうしたら、守れるの?
第5章 都会からの応援団
おわりに 幸せをまねくネコ
著者等紹介
太田京子[オオタキョウコ]
1948年東京生まれ。日本女子大学文学部卒。日本児童文学者協会会員。児童文学実作通信講座講師。世界野生生物保護基金会員。野生生物保護学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおた
5
対馬にだけ生息しているツシマヤマネコについて、子どもにも分かりやすく書かれた本。ツシマヤマネコの生態はもとより、対馬の島の特徴や、決して楽観視できない現状もしっかり書かれている。ツシマヤマネコの生息数は80頭とも100頭とも言われている。昨今は旅行者が増えて、島の経済としてはいいことかもしれないが、外来種のスズメバチを持ち込んで爆発的に繁殖するなど負の側面も少なくない。民間のNPO(http://tsushimayamaneko.com)もがんばっているが、固有種を守るために国からの援助も必要なはず。2015/10/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
4
2011度北海道冬休み推せん図書 高学年 26年度6年生ブックトーク授業2014/07/14