内容説明
動物管理センターで、捨てられた多くの動物たちが「処分」されているという現実。センターで働く職員たちは、このつらい実態をきちんと知ってもらいたいと願った。「命の教室」―そこには、動物の命だけでなく、自分自身の命の尊さにも目を向けてほしいという、センターからの命のメッセージがあふれている。
目次
秋田県動物管理センターの仕事
二十年前の殺処分
保坂さんからのメッセージ
しつけ方教室とパートナー犬
センターにやって来た犬のチョコ
「心臓の音、聞こえますか」
チョコとふれあう子どもたち
「命」の詩
保坂さんの退職
坂本所長の義足
センターの取り組み
坂本所長の新たな挑戦
著者等紹介
池田まき子[イケダマキコ]
1958年秋田県生まれ。雑誌の編集者を経て、1988年留学のためオーストラリアへ渡って以来、首都キャンベラ市に在住。児童書ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まげりん
4
動物の殺処分についての児童書。成犬のしつけとか譲渡とか知らないことも多かった。この授業受けてみたい。2018/09/18
マサキ@灯れ松明の火
4
犬や猫も生きてます…大事な命です(>_<。)
kana
3
小学4年の娘に、是非読んでほしい、と渡された本。学校の図書室から借りてきました。春休みに映画「ひまわりと子犬の7日間」を観た後から、命、特に動物の命を考える本を好んで借りてくるようになりました。我が家では犬は飼っていませんが、この春からハムスターが娘の希望で家族の仲間入り。ペットを飼うということは、その命に対して責任を持つこと。娘はこの本を読んでから、以前よりもっとしっかりと自分から面倒を見るようになりました。映画を観た後だからこそ、子どもにも現実をイメージしやすく、深く考えることができたのだと思います。2013/05/08
クミコ・ロッテンマイア
3
雑種犬のよさ、見直してほしい。2009/07/27
イズアル
1
良書。子供にはまだ難しかったみたい。2015/03/24