出版社内容情報
ふとってもいないのになぜやせたいとおもうの? その社会的背景をさぐり,ありのままの自分をだいじにしようよとよびかけます。 小学生高学年から
内容説明
やせたい女の子はそこらじゅうにたくさんいるけど、ふとりたい人はほとんどいない。ちっともふとっていない人まで「やせたい」とおもっている―どうして?たしかに、テレビにでてくる歌手やタレントさんはスラリと細い人ばかり、少女マンガの主人公もほっそりしている。でも、昔からやせている人がかっこよかったわけじゃない。「やせたい」気持ちの奥にあるものを、いっしょにかんがえてみない?「ダイエット」の結果、骨がもろくなったり、月経がとまったり、極端な場合には過食症・拒食症という病気になることもある。ふとっていたっていいじゃない。ありのままの自分を好きになろうよ。
目次
やせたい気持ちは女子が強い
ダイエットしたことある?
女子ばかりなぜやせたがるの?
ふとってるってどういうこと?
健康な肥満・不健康な肥満
肥満がともす赤信号
飽食の時代と肥満
油をとるようになってきた日本人
成人病の若い人がふえている
ボディーイメージにとらわれる〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
56
ダイエットをするという気持ちが強いのは男女を比べて圧倒的に女性のほうが多いのがわかった。男性のダイエットに対するイメージは「健康にいいから」。女性のダイエットに対するイメージは「痩せてると美しい、健康にいいから、モテたい」など様々な理由があがっていた。/歴史を比べても戦後まもない頃は、食べ物がなく痩せていたが現代になると欧米の影響をうけ、箸を使わない料理や脂物が多いことがわかる。高度経済成長期に肥満の人が見られるようになってきた。/現代の週刊誌などに載っている「やせる広告!」について書いてあって面白かった2019/11/07