出版社内容情報
先生から宿題がでたよ。きょうは、ちょっとかわった宿題なんだ。それがね、なんだか恥ずかしくて言えないんだけど、ちょっぴりわくわくしちゃう楽しい宿題なんだよ。 幼児から
内容説明
めえこせんせいがいいました。「きょうのしゅくだいは…です」すると、みんなはいっせいに「えー、うそー、ほんと?」と、おおさわぎ。いったいどんなしゅくだいがでたのかな。
著者等紹介
宗正美子[ムネマサヨシコ]
長年学校現場で教員として活躍。その体験をふまえた作品「しゅくだい」が平成14年度第33回JOMO童話賞の佳作に選ばれる
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油絵科卒。『ねこの絵本』(講談社)『そばのはなさいたひ』(佼成出版社)で、ボローニャ国際児童図書展エルバ賞2年連続受賞。『いもとようこうたの絵本(1)』(講談社)で同展グラフィック賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
121
通院先(精神科)の待合室に置いてあった本。 だっこは恥ずかしいといいながらも弟に愛情が奪われる立場の複雑な主人公…。でも最後はハッピーエンドでしたね。まともな親だったら上の子への愛情が0になることはないということですね。リアル世界だとまともではない親が新聞を騒がせる大事件起こしていますが…。悲しい現実です。2018/12/23
Kawai Hideki
95
動物の小学校とおぼしき教室。ヤギのめえこ先生が出した粋な宿題のお話。生徒たちはみんな、「え〜、いやだー」とかめっちゃ照れつつ、どこかうれしそう。最近の娘の我がまま/甘えん坊っぷりに辟易したり、大丈夫かなと思ったりもしていたが、まあ、そう言っていられるのも今のうちだけかと、ちょっと思い直した。2015/06/27
nakanaka
69
「お家の人から抱っこしてもらう」という宿題を出される話。子供を抱きしめてあげるという行為はお互いにとってとても大事なことだと改めて感じました。読み聞かせした時はちょうど子供を叱った後だったので若干の気まずさを感じた私。初心に戻すとともに心を浄化するような作品でした。2018/03/13
ALATA
67
いもとようこさん、うちのかみさんに頼まれ図書館へ。探していたら、絵本が棚の端から端までビッシリ。手にとって見たら見覚えのある優しい笑顔がいっぱいでホッコリしました。めいこ先生に出されたしゅくだいを言い出せないもぐくん。最期のページの笑顔😄がいいですね★5※「絵本は人生で三度読むべきもの」と柳田さん。「自分が幼い時」「親になって子を育てる時」「人生の後半、祖父母の時」再読と読み聞かせ大事ですね。2023/04/17
mug
66
単に動物たちの学校の話かな?と思っていたら、結構深かった。上の子あるあるだわ…(。>д<)家族(特に母親)が自分だけを見てくれなくなると不安になっちゃうんだよね。 こういう宿題、実際にあって欲しい😊先生ナイス👍 別の子バージョンも、あったら面白そう。2020/06/09