内容説明
孔明は孫権を出馬させることに成功したが、孫権軍の大将・周瑜は孔明をゆだんのならない人物と、けいかいして、難問をつきつけてきた。「三日で十万本の矢をつくれ」と。孔明はおのれの首にかけて、うけあい、いともかんたんに十万の矢をあつめてしまう。孔明の智謀に周瑜はあらためて、かんたんする。そして、心より周瑜は孔明につぎの策を相談するのだった。つぎつぎにおこる難題に、孔明の策はさえわたるが…さて、曹軍とのいくさのゆくえは、赤壁でのたたかいは、いかに?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
23
第六巻だけ背表紙が赤文字になって気合いが入っている。やはり赤壁の戦いは面白い。刃を交わす前の策略や探り合いから始まり、火攻めの視覚的な迫力もかっこいいし、逃げる曹操を次々と襲う展開には滑稽さもある。もしここで関羽が曹操を斬っていたら…と思うと妄想が尽きない。相変わらず周瑜の触角に笑えてしまった。これまで周瑜には「可哀想」のイメージが強かったのだけれど、この巻を読むと意地悪ばかりする凄く嫌な奴に感じる。それがまた可哀想。2019/04/08
えろこ
0
あれ、そもそもなんで曹操と戦っているんだっけ?2013/04/18
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