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出版社内容情報
ロマンに満ちた日本最古のかな文学の世界を、女流作家として名高い作者と数々の受賞に輝く画家が絵本化。 小学生低学年から
内容説明
竹から生まれた光りかがやくばかりのお姫さまを巡る、五人の公家たちの妻争いのユーモアを中軸に、人間的な感情をもちながらこの世のものえはない神仙的女性の離別の悲劇。平安朝初期のかなで書かれた日本最初の作品。文は円地文子で、流麗で音読によく、絵は女流の日本画家最高の賞である上村松園賞を受賞した秋野不矩。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
46
小さい頃から変わらず大好きな昔ばなし『かぐやひめ』を、円地文子さんの文と秋野不矩さんの絵で。あまりに絶品で悶絶しそうッ!!!!!原文に添った円地さんの文といい、伸びやかで美しい秋野さんの絵…もう品格が違います!富士の描写まで欲しかったけど、天に消えてゆくラストの余韻が私は大好きです。読み聞かせには絶対コレ!手元に欲しいです。2021/05/14
ぼりちゃん
26
まだまだ子守唄を歌っている毎夜。子守唄というよりは、もはや寝入るためのルーティンとなりBGMと化しているような気が...👀 そんな子守唄レパートリーの1つ、『まんが日本昔ばなし』オープニング曲の歌詞に沿って昔話絵本を読んでみたいな〜と思い立ったのでこちらを。かぐや姫が5人の男子に所望する物などに難しい名詞がならんでいたが、それすらも雰囲気として楽しめてしまうくらいとにかく絵が良かった。 次は笠地蔵か〜。楽しみ! 8歳2023/06/06
Kikuyo
21
円地さんの文が原文に沿ったものなので好感が持てました。絵も古典的な風合いで、格調高さと美しさに古典文学の香りが漂う一冊でした。2019/10/02
マツユキ
17
復刊・日本の名作絵本シリーズから、文と絵の作家さんに惹かれて『かぐやひめ』。かぐや姫のただものじゃなさが伝わってきました。求婚者たちの失敗や、かぐや姫の別れの様子など、基本ながら、刺激的な絵本で、手元にほしい。2023/12/16
花林糖
16
(図書館本)1967年初版なので、秋野不矩さんの描く絵が昔ながらの懐かしさがあり雰囲気◎。円地文子さんの文も◎。子供の頃に読んだ覚えがあるような、ないような。2017/03/01