出版社内容情報
葉っぱの中で葉っぱをたべて、葉っぱをつづってまゆをつくる、小さな小さなゾウムシをめぐって虫たちがおおさわぎするお話です。
テントウムシが雑木林をあるいていると、しゃりしゃりしゃり不思議な音が聞こえます。どうやらこずえの先の葉っぱの中になにかがいるようです。テントウムシだけでなく、ほかの虫たちも大さわぎ。しばらくすると、葉っぱにちいさなあながあいて、ぽとーんとなにかがおっこちました。またまた虫たち大さわぎ。気がつくと、あちこちでぽと?ん、ぽとーん。おまけにぴょんぴょんはねだしました。その正体は、葉っぱの中で葉っぱをたべて、葉っぱをつづって小さなまゆをつくる、ちいさなちいさなゾウムシでした。
おはなしを通じて、身近な雑木林で新発見ができる可能性を伝えます。
著者等紹介
谷本雄治[タニモトユウジ]
愛知県生まれ。「プチ生物研究家」として身近な生きものをテーマにした作品を執筆。著書に『ぼくは農家のファーブルだ』(岩崎書店・第46回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)、『カブトエビの寒い夏』(農文協・第48回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)などがある
近藤薫美子[コンドウクミコ]
大阪府生まれ。絵本作家。日本児童出版美術連盟会員。『水たまりの宇宙戦争』(岩崎書店)の挿画・挿絵でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猪子
3
近藤薫美子さんの絵ってデフォルメしてるように見えて、たまに全然デフォルメしてない虫がいるんですよね。冒頭に出てきたなんだかわからない毛虫!君のことだぞ!毛の質感がリアルでぞわぞわした。虫の世界に行くのは遠慮したいなぁ。2018/11/07
HNYYS
2
図書館本。昆虫大好きな男児たちは、図鑑でそのあと調べていました。2019/04/28
たくさん
2
絵に情報が多く楽しく作られている。まゆごと飛び跳ねる虫っていうのは、実際見たらこの人が絵にしたいと思うくらいたぶん見たら衝撃的で楽しいんだろうなって思った。2015/08/31
なみ
0
キンケノミゾウムシの話 他にぴょんは飛ぶ虫がいっぱい出てくる。虫たちが可愛い2017/05/26
天然梅干
0
3歳10ヶ月の娘への読み聞かせに。虫の生態が楽しく学べそうな本なのですが、、、虫嫌いな私としては、見ているのがつらくなってしまい、1度読んで満足してしまいました。2016/01/27