イワサキ・ライブラリー
ナターシャ―チェルノブイリの歌姫

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  • サイズ A5判/ページ数 201p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784265027392
  • NDC分類 K762
  • Cコード C8395

出版社内容情報

ナターシャは5歳のとき、チェルノブイリ原発事故で被爆した。15年を経た今もなお、後遺症とたたかっている人々を救うために、日本でコンサート活動をするナターシャの姿を描いたドキュメンタリー。    小学生高学年から

内容説明

1986年4月26日、ロシアのチェルノブイリ原発が爆発事故を起こし、広い範囲にわたる住民が被曝しました。当時6歳の少女だったナターシャもそのひとりです。ナターシャはその後、少年少女民族音楽団に入団。天性の美声と民族楽器バンドゥーラをたずさえて、弾き語りの歌手として活躍をはじめます。来日のたびに、日本でも多くのファンを魅了しました。「被曝の後遺症にいまなお苦しむ多くの子どもたちを助けたい」希望のともしびをかかげながら、日本各地で「救援コンサート」を開いているナターシャを紹介します。

目次

第1章 失われたふるさと(消えた森;深夜の大爆発)
第2章 苦難・そして希望へ(おそすぎた避難;首都キエフ市へ;チェルボナ・カリーナ日本へ)
第3章 ナターシャ・グジーコンサート(救援コンサート;幻想のチェルノブイリ)
第4章 ナターシャとぼくとの対話(ヨハネの黙示録)

著者等紹介

手島悠介[テシマユウスケ]
1935年、台湾高雄市で生まれる。学習院大で学ぶ。作品に『二十八年めの卒業式』『ふしぎなかぎばあさん』『かぎばあさんの魔法のかぎ』などの「かぎばあさん」シリーズ(岩崎書店・日本児童文芸家協会賞)『友情の二つの花』(岩崎書店)『がんばれ! 盲導犬サーブ』『飛べ! 千羽づる』(いずれも講談社)『大地震が学校をおそった』(学研)などがある

広河隆一[ヒロカワリュウイチ]
1943年生まれ。早稲田大学卒業。ベイルート虐殺事件の記録で82年、よみうり写真大賞、83年IOJ国際報道写真大賞を受賞。89年、チェルノブイリとスリーマイル島原発事故の報告で講談社出版文化賞、93年、産経児童出版文化賞をそれぞれ受賞。『チェルノブイリ 消えた458の村』(日本図書センター 平和・協同ジャーナリスト基金賞)など著書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

4
ナターシャは6歳の時に被爆しました。成長し民族楽器の弾き語り歌手として、被爆の実態を訴えています。2018/10/05

りんご

1
防護服なんかが無くても、家の中に籠っているだけでも違うものなんだなあ。この知識が役にたつ日が来ないといいけれど。大事にしたくない気持ちは分かるけど、行政はきちんと情報を開示する責任があるね。被曝国、そしてチェルノブイリと同じレベルの事故を起こした国として、何ができるだろう。

ruri

1
福島の原発のその後はどうなってるんだろう。2016/07/27

かえるっち

1
詩的な表現が多々あって、オブラートに包みながら惨状を伝えている感じ。6歳の時チェルノブイリ事故に見舞われた歌姫を題材にした、ドキュメンタリーみたいだから仕方ないかな…でも惨状や故郷を奪われた悲しみは伝わってきた。隠ぺいは震災直後の日本の状況と似てる。原発事故は「あってはならない事故」。自国民に伝えず、他国には知られたくないのに、他国の科学力に暴露され、事故を公表する国。10年以上も前から日本で活動している彼女を知ったのは原発事故後。是非、彼女のコンサートに行ってみたい。2012/02/23

✌('ω')✌

0
チェルノブイリ事故の悲惨さがとても痛感できる一冊。もうこんな事故が起こらないような世界になったらいいなあ。2013/05/24

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