出版社内容情報
こはるとちはるはクラス一の親友。
好きなケーキ、好きな服、好きな色が同じなのは嬉しい。
だけど好きな人が同じなのは…嫌な気持ち。
白石一文と北澤平祐が贈る恋の大問題。
内容説明
同じ服が好き、同じ色が好き、だけど同じ人が好き。
著者等紹介
白石一文[シライシカズフミ]
1958年福岡県出身。作家。2000年『一瞬の光』でデビュー。09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で第22回山本周五郎賞、10年『ほかならぬ人へ』で第142回直木賞を受賞
北澤平祐[キタザワヘイスケ]
イラストレーター。東京都在住。アメリカに16年間在住後、帰国、イラストレーターとしての活動を開始。書籍装画や広告をはじめ、商品パッケージまで幅広い分野でイラストを提供
瀧井朝世[タキイアサヨ]
1970年東京都出身。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経てライターに。作家インタビュー、書評などを担当。TBS系「王様のブランチ」ブックコーナーのブレーンを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
188
恋の絵本シリーズ3作目です。白石 一文原作の絵本は、初読です。定番の女の子の物語、幼少期から個性や自己を活かす教育をすれば、こういう問題は発生しないかも知れません。 https://www.iwasakishoten.co.jp/special/koi/2020/02/19
aquamarine
87
恋の絵本シリーズ4冊目。白石一文作。こはるとちはるはクラス一の親友。好きなケーキ、好きな服、好きな色が同じ。ふたごみたいって言われてうれしくても、あることが同じなことだけはいやな気持ちになっちゃった。親しい女の子同士だったらかなり普通に陥りやすいこと。こんな風にするっと割り切るのは難しいかもしれないけれど、この絵本が小さな女の子たちの一つの助けになってくれたらいいなって思います。全ての小さな恋が優しい思い出になりますように。2020/07/14
chimako
84
白石一文さんの絵本ということで選んだ一冊。絵の北澤平祐さんは旬のイラストレーターらしい。うん、これは少し子どもっぽかったね。仲良し2人こはるとちはるは同じ人が好きだった。友だちは大切だけど意地悪な気持ちが芽生えてくる。絵は個人的には好みではないけれど明るくてふわふわした感じは好きな女子は多いかも。同じシリーズの島本理生さん、桜庭一樹さんが気になる。2020/05/14
ふぅわん
80
【可愛らしい女の子の初恋は…】好きなもの、好きな服も趣味も。仲良しのちはるちゃんと好きな人も同じ。好きな子が同じで嫉妬してしまうこはるちゃん。ドキドキ、ワクワク一緒に楽しめる最高のお友達と出会えて嬉しいけれど好きな人が同じってね。女子同士は、よくある恋なのかなと思う。こはるちゃんの考え、答えは、とても大人ね。まだ、まだ、これからたくさん恋をする。こはるちゃんが、大人になって出逢って繋がる人は、男女問わずいい関係が築けますね。素敵なパートナーにも巡り合えますね。とても優しくて、可愛らしい、初恋と親友の物語。2020/09/18
☆よいこ
76
絵本。メルヘンチックなイラスト。こはるとちはるはクラスメイト。好きな服がいっしょで、好きな色も好きなケーキもいっしょのふたり。でも好きな男の子もいっしょだったら?大好きだったちはるちゃんのことを嫌いになりそうなこはるだったけど…今は、同じ人を好きでもいいんじゃないかな▽可愛らしい感じでまとめてる。2021/06/19