出版社内容情報
木の葉や木の枝をつづってミノを作るミノムシ。オスは蛾になり空を飛びますが、メスはミノの中で卵を産み、イモムシのような姿で一生を終えます。あかちゃんは、お母さんミノムシがミノから出たあと、糸をたどってミノから出てきます。
この本で紹介するミノムシはオオミノガという種類です。
著者等紹介
新開孝[シンカイタカシ]
1958年愛媛県生まれ。ヘッセ「少年の日の思い出」に出会い、昆虫の世界に魅せられる。愛媛大学農学部で昆虫学を専攻。卒業後上京し、教育映画の演出助手などの仕事を経て、フリーの昆虫写真家として独立。2007年、宮崎県三股町に移り住む。昆虫の多様で不思議な生態や形態を独自の視点から撮影している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
33
ミノムシの一生をこんなに美しい写真で見られるとは!ワクワクしました。特にオスが羽化し、飛び立つ写真にうっとり。女子は一生ミノから出ない不思議な生態のこの昆虫。彼らの一生には不思議がいっぱいつまっています。読み友さんの感想を読んで。2023/12/21
遠い日
3
「よみきかせいきものしゃしんえほん」シリーズ45。新開孝さんの写真でミノムシの生態、成長を紹介していきます。ミノムシが減少の一途をたどっていると聞いたことがあります。わたしの子どもの頃にはどこにでもいて、取ってきてはミノを脱がせ、きれいな色の毛糸などを入れた箱に入れてカラフルなミノを作らせるなどという不埒な遊びをしたことを思い出します。オスとメスの姿の違いにびっくり。なんだか切ない生き物です。2023/10/10