出版社内容情報
蚊の幼虫は、ボウフラとよばれます。どのようにうまれ、育つのでしょう? 連続写真も見ながら小さな秘密にせまります。
著者等紹介
中瀬潤[ナカセジュン]
1961年、宮城県生まれ。仙台を拠点として昆虫を中心とした動植物の写真に取り組む。東北発の川の情報誌「アクア」に「水際大作戦」を6年間、河北新報に「東北の虫たち」を5年間連載するなど、地元に密着した活動をする一方、トビケラ、カワゲラ、カゲロウ、トンボといった水生昆虫とそれを取り巻く水環境に強い関心を持ち、25年以上撮影しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
61
蚊の幼虫・ボウフラのドアップがおぞましくも魅力的な写真絵本。親になる蚊がたまり水に卵を産みつけると、4日くらいでボウフラが卵から孵る。ボウフラの食事は水の中や濡れ落ち葉の周りに漂う微生物。水の中に住んでいるけれど、水の中では呼吸ができないので、尻尾の先を水面から出して呼吸する。やがてさなぎになるが、さなぎも水中を泳いだり、水面にツノを出して呼吸したりする。卵が生まれて11日目、さなぎから新しい蚊が羽化する。見ているだけでもかゆくなる。2016/07/31
たーちゃん
20
夏には必ず刺される蚊。ぷ〜んという音を効くだけで痒くなってくるから不思議。その幼虫もまたなんとも気味悪く、成長のスピードに驚き。2022/08/24
いっちゃん
17
毎日、カメにボウフラをあげているので、なんだか申し訳ない。水の中で息ができないのか!だからしょっちゅう水面に浮いてくるんやね。すごく捕まえやすいんやけど。2016/07/05
どあら
15
図書館で借りて読了。リアルな写真絵本なので、夏の読み聞かせで使いたいです。(4分、全学年)2016/07/14
遠い日
13
ヒトスジシマカの成長と生態。蚊は嫌い。ボウフラも嫌いですが、じっと見たことがないので、大きな写真でぐんぐん成長する過程はおもしろいほど。どんどん脱皮を繰り返して、あっという間に成虫になる。感染症の媒介をする可能性もあるので、蚊には昨今は要注意ですね。2016/05/14