出版社内容情報
成虫だけでなく、卵も幼虫も蛹も光るゲンジボタル。水辺で生まれ、上陸する様子等、幻想的な写真で見ていきます。
著者等紹介
中瀬潤[ナカセジュン]
1961年、宮城県生まれ。仙台を拠点として昆虫を中心とした動植物の写真に取り組む。東北発の川の情報誌「アクア」に「水際大作戦」を6年間、河北新報に「東北の虫たち」を5年間連載するなど、地元に密着した活動をする一方、トビケラ、カワゲラ、カゲロウ、トンボといった水生昆虫とそれを取り巻く水環境に強い関心を持ち、25年以上撮影しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
71
ホタルの一生を追う大型写真絵本。濡れた苔に産みつけられた小さな卵は、その時点で既に光っている。昼も夜も休みなく光る。すごい。他にも、孵化した幼虫達が川に向かって次々とダイブする写真、巻貝のカワニナを集団で襲う幼虫、さなぎになるために光る行列になって崖を上る幼虫、暗闇の中でぼんやりと光るさなぎ、など、すごいシーンが一杯。板橋区では、かつて、夏にホタルを鑑賞できる施設があったのだが、いろいろとゴタゴタがあって閉鎖に追い込まれた。残念。今年の夏は、どこでホタルを見ようかな。2016/04/24
たーちゃん
24
私が学生の時に部活の合宿で毎年行っていた場所でホタルが見えました。綺麗だったなぁ。懐かしい。息子にもいつか本物を見せてあげたいです。2022/05/11
遠い日
16
「よみきかせ いきもの しゃしんえほん」の第3期の配本が始まりました!また、シリーズ丸ごと楽しみたいと思います。ホタルの生態について。知っていることも知らないことも、たくさん。幼虫はずっとカワニナを食べて大きくなるんだなぁ。幼虫や蛹の不思議な姿が印象的。今はわたしの田舎でも、本当に見かけなくなってしまったというホタル。郷愁が募ります。2016/04/09
itokake
9
2022年は大河ドラマが「鎌倉殿」で、アニメは「平家物語」と源平ものが楽しい。ゲンジボタルやヘイケボタルとホタルの名前にした当時の人々の感性に敬服する。幼虫も光るとは聞いていたが、卵も光るし、サナギも光る!卵は中の幼虫が成長してくると光り、サナギは土の中でひっそりと光る。カワニナという巻貝にとってホタルは怖い存在だろうな。ゲンジボタルという同じ種でも地理的変異があるので、安易な移入はだめだと知った(wikipedia)。辰野のホタル祭りは2度行くほど楽しかったが、これを知ってしまうと複雑な気持ちになる。2022/02/22
いっちゃん
8
私たちが知っているホタルなんて、ほんの一部だったんやね。みずの中で餌を食べ、暮らすとか、知らないよね。2019/08/07
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