内容説明
あなたたちのまわりにある川や湖はきれいでしょうか。アワだった川や赤潮や水の華のさく湖だったりしていませんか。それとも、サワガニのすむようなきれいな川でしょうか。川の〈健康〉は、岸辺の花や、水のにおい、どんな動植物がいるかなどでわかります。きみたちも目や耳や鼻をつかって診断してみるのもおもしろいでしょう。
目次
はじめに 身近な川と湖
1 五感ではかる―色、味、音、におい、感触
2 川と湖のよごれ
3 あたらしい環境をもとめて
おわりに 文化の質がとわれている
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
7
図書館リサイクル本。1987年刊行。著者は奈良女子大理学部動物教室の川のグループのひと(専攻は陸水生態学)。松田松苗が戦前ドイツの生物学的水質階級図を学び、鴨川に適用。下って1972年に建設省の要請で簡便法を作る。74年、環境庁の依頼で多摩川などで適用。その後、全国の主要な河川の生物学的水質地図を作成(1978)▲清流に棲むのはイワナやヤマメ、サワガニであり、アユやゲンジホタルは田んぼがあるようなやや汚れた水に棲む(岩に藻がつく)。コイフナドジョウタニシは泥っぽい▲河は文明と密だが、湖沼に類型的文化はない2025/09/28




