内容説明
「人間はなぜ“戦争”の誘惑に負け、人間性を捨て去るのか」―ロシアによるウクライナ軍事侵攻から1年余り。今も繰り広げられる悲劇を前にして、「武器」をとらないことは可能なのだろうか。「戦争放棄」を謳う平和憲法を持つ国から「平和」とは何かを問う。
目次
1 なぜ「軍事侵攻」は起こったのか(ロシア・ウクライナ戦争とは何か;戦争前史―ロシアに対するウクライナの三百年におよぶ解放の闘い;ロシアとウクライナの宗教地政学的な歴史;プーチンとロシア知識人の「ウクライナ蔑視」;プーチン大統領の開戦演説を読み解く ほか)
2 平和に生きる道と「国家安全保障」(日本国憲法における平和について;平和憲法九条の危機とその再生;「もし、侵略されたらどうする」という問い;平和をたずね求める)
著者等紹介
木村公一[キムラコウイチ]
1947年、東京生まれ。東京神学大学修士課程修了、西南学院大学、United Theological College(インド)、Asian Graduate Baptist Theological Seminary(神学博士)で学ぶ。1986年から2002年までの17年間、宣教師としてインドネシアの中部ジャワにおけるバプテスト神学大学で教える。2007年、アメリカのMacAfee Graduate Theological Schoolの客員教授として教える。現在、日本バプテスト連盟いとしま聖書集会牧師、西南学院大学と福岡大学非常勤講師、キリスト者政治連盟常任理事、九条の会・福岡県連絡会世話人、インドネシア「慰安婦」被害者の連帯会議顧問、東アジア平和センター福岡顧問等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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