内容説明
「動けなくて話せないことはつらいけれど、今生きていることが一番幸せです」ALSという難病を抱え、一語一語紡いだ講演とエッセイ。与えられた生を生き抜いた歩みと一つ一つの言葉が若い人たちの心に「いのち」の尊さを伝える。
目次
1 いのちの重み(「いのち」をめぐる議論;ALS患者嘱託殺人事件が問うもの)
2 ケアを通しての人とのつながり(ALSが難病でなくなる日を目指して;我流のケアスタッフとの向き合い方)
3 キリストにゆだねる(私の信仰の証し;共に生きる ほか)
4 子どもの豊かさ(ウェルカム・ベイビー;当たり前のたいせつを実感 ほか)
5 生き抜いた西村隆へ(一つのベッド;家族が笑顔でいられるために ほか)
著者等紹介
西村隆[ニシムラタカシ]
1960年、兵庫県に生まれる。関西学院大学神学部を経て、神戸聖隷福祉事業団に入社。1997年、ALSを発症。1999年、退職。2022年8月6日に召天
宮本雅代[ミヤモトマサヨ]
1960年、兵庫県に生まれる。中高をミッションスクールで過ごす。大学を卒業後、市役所に勤務。おもに福祉行政に携わる。教会活動で出会った西村隆と結婚。現在、障がい者のグループホームに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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