目次
第1章 ケニアで障がいのある子どもたちと生きる理由
第2章 すてきな応援団
第3章 グッド・モーニング・トゥー・ユーで始まる一日
第4章 行事に込められた思い
第5章 子どもたち一人ひとりに寄り添うこと
第6章 私の愛する子どもたち
第7章 神様が遣わしてくださった人たち
第8章 相模原障がい者施設殺傷事件から思うこと
第9章 これからのビジョン
著者等紹介
公文和子[クモンカズコ]
1968年、和歌山県に生まれる。父の転勤に伴い、幼稚園~高校時代を東京で過ごす。88年に北海道大学医学部入学。94年、小児科医として働き始める。2000年、リバプールに留学し、一年間、熱帯小児医学を学んだあとシエラレオネへ。その後、02年からケニアで仕事をし、15年、障がい児とその家族のためのキリスト教主義の施設「シロアムの園」を設立。2021年現在、ナイロビ郊外の土地に新しい施設を準備中である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
43
日本から遠く離れた地、ケニアで障がいを得た子ども達、そしてその親御さんに、心を開き愛をもって接している公文和子医師。彼女の軌跡を自らの筆で描いている。なぜあえてケニアなのか、日本ではダメなのか。そんな疑問を抱く人もいるだろう。しかし、この本を読めばその思いは氷解することと思う。クリスチャンであることから、用語がキリスト教めいているところもあるが、非常に読みやすく、心にストンと落ちる。相模原の悲惨な事件で何か揺り動かされた方はぜひ読んでいただきたい。★★★★★2021/06/20
学生
13
NHK プロフェッショナル ケニアでシロアムの園を作り上げた公文さんの行動力見習うぞ~ 早速シロアムの園に5000円寄付しました。2025/03/20
Mao
7
「障碍児が大切にされる社会」ではなく「障碍児が必要とされる社会」を作ること。 みんながお互いに「あなたがいてくれて、ありがとう」と言い合える社会に本当の平和が達成される。これこそが多様性。(東京五輪の掲げる"多様性”は何と薄っぺらなことか)2021/07/25
中島 大知
3
「あなた、さだまさしファンだから」と貸してもらった一冊。 さださんは、「風に立つライオン基金」を通して著者の活動を応援している。 第八章「相模原障がい者施設殺傷事件から思うこと」については、私も以前から問題意識を抱えていたが、第一〜七章を踏まえて考えることで、植松死刑囚の犯した罪に一層の重みを感じた。 これも何かの縁だと捉え、少額ではあるが募金活動に協力することにした。2022/06/24
ゆかり
3
友人を通し著者を知っていた。車両と土地購入のクラウドファンディングも協力済。クリスチャンとしての模索、ケニアでの活動に至るまでの模索は、行動・実践の中から見出している。私自身はクリスチャンではないがミッションスクールを卒業し、人生における神の存在は身近。備忘録:「ゆだねる」意味は他人任せではなく、神様から力が与えられて責任をもって主体的に前進する事。「障害」は脆弱でなく、レジリエンス。「この人が盲目で生まれたのは、誰が罪を犯したからではなく、この人に神のわざが現れるためです」(ヨハネ9.2)。2021/07/10
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