内容説明
キリスト者の家庭で育った二世・三世の心の葛藤とは?救いの経験とはどういうものか?自身、牧師家庭で育った経験も語りながら、キリスト教の環境の中での人格形成と信仰について考える。
目次
第1章 二世のオレって、いていいの?
第2章 信仰継承のナゾ?
第3章 オレって本当にクリスチャン?
第4章 大人が企画するプログラムって?
第5章 身の丈の福音体験って?
第6章 中高生問題って、部活なの?
第7章 自立しにくいのはなぜ?
第8章 リエントリーしたい教会か?
第9章 ガーンよりもジワーッが効く!
著者等紹介
河村従彦[カワムラヨリヒコ]
札幌生まれ、東京育ち。慶應義塾大学文学部卒業、仏文学専攻。イムマヌエル聖宣神学院卒業、アズベリー・セオロジカル・セミナリーで神学・宣教学を専攻。その後、牧会しながら臨床心理学を学ぶ。博士(人間科学)。現在、イムマヌエル聖宣神学院学監。イムマヌエル聖宣神学院教会牧師。カワムラ心理相談室開設。キリスト教カウンセリングセンター(CCC)スーパーヴァイザー。牧師・臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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★エレミヤ2911☆
9
<ボクはこんなふうに恵みを知った>私はクリスチャン一世です。それだけで恵みを知りました。それまでは新興宗教の信者(幼少期、親に強制的に入信させられたが)でしたがクリスチャンになろうとする時やめました。そんな中、最近私がまた恵み深さを知って感動した祝福の恵みは<presentで生きる>です!presentには『現在』という意味がある!その英単語を分解すると『pre』(前もって)『sent』(送られたもの)という意味がある。人は皆、<現在>という時間の積み重ねによってこれまでの人生送ってきた。2023/03/29
ころりん
2
クリスチャン三代目のボクにも、あるある。 「一代目」目線で語られてきたキリスト教の「王道」を、発達心理学で整理して、「ゆれていいよ?」「ゆっくりでいいよ?」と、親には「手放し」、子には「自由に!」と後押ししてくれる。 鍵は「自立」。 親が子離れできていなくて、信仰と甘えがない交ぜになって、子どもを縛ろうとする弊害が見える。 それを「アディクションのダイナミズム」(59頁)どころか「マウンティング」(48頁)と言っちゃった。(よくぞ!) 神はマウントする方じゃない。 教会学校教師会でも読み合わせたいです。2021/01/27
itom
1
再読 P120 教会学校は、教育ではなく牧会。そうそれ。 P134 自分のアイデンティティを、どこに置くか。教会や教団ではない。あくまでも主に。 世代の違いに優劣はない。あくまで、その人自身の歩み。それを認め受け入れること。2022/11/27
itom
0
クリスチャンホームで育った子たちの心の動きをより深く知ることができた。今後もさらに深めていきたいと思う。2021/04/28