内容説明
悲嘆にともる光。地上のどこにも娘はいない。街じゅうに、家のそこかしこに、確かな存在感を残しながら。『隣に座って』(闘病編)のその後。波のように引いては満ちる悲嘆と、それが育む新しい自分。
目次
プロローグ ミホの葬儀での夫のスピーチ
第1章 一年め
第2章 二年め
第3章 三年め
第4章 四年め、そして
エピローグ ある友への手紙
補遺『隣に座って』出版記念講演会の原稿
著者等紹介
中村佐知[ナカムラサチ]
1963年徳島県に生まれ、2歳から21歳までを神奈川と東京で過ごす。国際基督教大学在学中に、交換留学で渡米。その後もアメリカで大学院に進学し、プリンストン大学心理学科博士課程修了。哲学博士。シカゴ郊外在住。科学者の夫との間に三女一男を授かる。キリスト教書翻訳者。伝道者聖ヨハネエピスコパル教会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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