内容説明
宗教を知れば、この国のこと、自分のこと、人々の「心」の特徴が見えてくる。神道や仏教にも精通した牧師が、日本の宗教の思想や歴史を解説。この国で生きるキリスト者は、どうあればよいのかを考えさせる一冊。
目次
神道を生んだ民俗宗教(自然宗教)とは何か
民俗学の成果―年中行事と人生儀礼
日本人は霊魂とのつながりをどう考えているか
神道の教義について
神道の神々と神社の系統を知ろう
仏教はどのように受け入れられ、定着したのか
日本仏教と神道の融合「本地垂迹説」とは何か
鎌倉仏教が仏教の基盤を広げた
日本仏教の宗派と特色について
儒教が与えた死者供養への影響
修験道が仏教と神道をつないだ
カトリック教会による日本宣教
檀家制度がもたらした様々な影響
天皇制が神道(神社)に与えた影響
教会の苦悩―天皇制と信仰の間で
靖国神社と慰霊をどう考えるか
新宗教の特色と魅力は何か
日本の宗教政策について
著者等紹介
勝本正實[カツモトマサミ]
1950年(昭和25年)熊本県に生まれる。献身して聖契神学校に学ぶ中で、仏教に強い関心を持ち、伝道に役立てたいと願うようになる。神学校卒業後、立正大学仏教学部(日蓮宗)を卒業。併せて僧階課程を修了。その後仏教大学で仏教学(浄土宗)を専攻。神道や民俗宗教の学びの必要を覚えて、神道宗教学会に加入し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。