内容説明
偏見と差別に支配された教会に傷ついた心を癒し、支えてくれた人々。キング牧師、遠藤周作、ドストエフスキー、ナウエンらは多くの欠点をもっていたが、「信仰の旅」を導いてくれた。自身に最も影響を与え、執筆活動を励ましてくれた13人を紹介する。
目次
教会で受けた虐待からの回復
日が昇るまでの長い夜の旅―マーティン・ルーサー・キング,ジュニア
海辺の遺物―G.K.チェスタトン
幸福への回り道―ポール・ブランド博士
子どもの人生と宇宙への猛攻―ロバート・コールズ
恵みを追い求めて―レフ・トルストイとフョードル・ドストエフスキー
異郷の地に響くこだま―マハトマ・ガンジー
公の場での蛇と鳩―C.エベレット・クープ博士
死の床に横たわりて―ジョン・ダン
ありふれたもののもつ輝き―アニー・ディラード〔ほか〕
著者等紹介
ヤンシー,フィリップ[ヤンシー,フィリップ] [Yancey,Philip]
ホィートン・カレッジ大学院でコミュニケーション学と英語学の学位を取得。『クリスチャニティ・トゥデイ』誌の編集顧問を務め、同誌に記事やコラムを書いている。クリスチャニティ・トゥデイ社の出版物「ブックス・アンド・カルチャー」の共同編集議長でもある
山下章子[ヤマシタショウコ]
東京に生まれる。学習院大学文学部哲学科卒業。英会話学校講師、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ころりん
1
著者を導いてくれた13人を取り上げて、自分との関わり、その生涯の輝きを、「傷」もそのままに紹介。 ヤンシーの誠実さ、痛々しさ、慰めの裏話から、なぜか自分自身がガツンとやられて、心を探られています。 最後、ナウエンの章を締めくくるエピソード(548頁以下)は号泣。 正直であること、「今、ここ」に注目すること、他者を裁きやすい自分を自覚すること、「重要性の低いものに甘んじようとする誘惑に抗うこと」。 それと、説教は「予定調和」の話でなく、「目的地を知らない旅に出かける」(515、第11章も)作業なんだな、と。2018/06/20
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