隠された恵み―“福音”は良き知らせになっているのか

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  • サイズ B6判/ページ数 463p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784264034421
  • Cコード C0016

内容説明

人々がクリスチャンをどう見ているかを明らかにしつつ、枯渇した現代社会に遣わされた教会の使命とありようを問う。フィリップ・ヤンシー、衝撃の最新作。

目次

第1部 渇いている世界(大きな隔たり;危機に瀕している恵み;渇いている魂;良き知らせの回復)
第2部 恵みを運ぶ人々(信仰の“旅人”;活動家;芸術家)
第3部 福音は本当に“良き知らせ”なのか(信仰は重要か;ほかにだれかいるのだろうか―神についての問い;私たちはなぜ、ここにいるのか―人間についての問い;いかに生きるべきか―社会に関わる問い)
第4部 信仰と文化(不安定なパートナー―クリスチャンと政治;聖なる転覆)

著者等紹介

ヤンシー,フィリップ[ヤンシー,フィリップ] [Yancey,Philip]
ホィートン・カレッジ大学院でコミュニケーション学と英語学の学位を取得。『クリスチャニティ・トゥデイ』誌の編集顧問を務め、同誌に記事やコラムを書いている。クリスチャニティ・トゥデイ社の出版物「ブックス・アンド・カルチャー」の共同編集議長

山下章子[ヤマシタショウコ]
東京に生まれる。学習院大学文学部哲学科卒業。カリフォルニア大学サンタバーバラ校留学。現地にて受洗、フィリップ・ヤンシーの著作に出会う。英会話学校講師を経て、翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

編集長

4
赦しと寛容を忘れたクリスチャンに、正義ではなく恵み(grace)を伝える生き方に立ち返ろうと語りかける本。世界各地で恵みを分け与える生き方をしている人々の姿に心を揺さぶられました。憎しみの連鎖がもたらす暴力に世界が震えているいま、「赦す」ことの大切さが心に染みてくるタイムリーな内容です。恵みをもたらす人生の3類型(旅人、活動家、芸術家)も反芻したい視点です。私は本書がいう「ポスト・クリスチャン」(信仰との"離婚経験者")ですが、実は「プレ」なのかもしれないという気持ちになりました。著者と訳者に感謝します。2015/11/21

ころりん

3
新任地で、「恵みとまことに富んでおられた」という切り口を深めたくて、再読。 考えていた「恵みとはそもそも何か」は、導入ぐらいで、大半は、アメリカ福音派が、国民からの信頼を失っている現状を分析・受容した考察。 「福音」とか「恵み」という言葉が、相手を操作するために使われるなら、途端に「よい知らせ」でも「贈り物」でもなくなる。 神の恵みを「水」に見立て、人を「渇いた存在」と見る、って視点は、忘れがたい。 「恵みを語る者は、自分自身が恵みの喜びと渇望とを持て。そうでなければ語る資格はない」ってことだ。2022/05/05

ころりん

1
冬休みの帰省に携えた本書は、旅の最善の同伴者。余韻を感じて帰宅します。20年前に出された『この驚くべき恵み』はベストセラーになったけど、それで教会が大反省したわけじゃない。でも同時に、恵みに生きる旅人・活動家・アーティストとして、真実な歩みをしている面もまた過小評価してはならない、とも力強く語ります。赦し(以上の恩寵!)や喜び、多様性への開かれた心、痛みへの共感…そうしたものを欠いた高慢な態度そのものがキリストを隠し否定するのだ、と厳しく、しかし希望を示してくれます。ヤンシー健在!お薦めです2016/01/17

yuxxlogy

0
2016/10/19

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