内容説明
救い主がお生れたになったという知らせを聞いたねずみが、輝く星に導かれて動物たちと一緒に出かけてゆくと…。クリスマスがもたらす不思議なお話。
著者等紹介
ヴィーマー,ルドルフ・オットー[ヴィーマー,ルドルフオットー][Wiemer,Rudolf Otto]
1905年、ドイツに生まれる。チェコスロバキアやドイツで教壇に立つかたわら、演劇、音楽などの評論を書き、図書館長も務めた。第二次世界大戦の終戦とともに活発な創作活動にはいり、1948年には雑誌「小説」から叙情詩賞をうけ、以来、1998年に逝去するまで自由な作家活動をつづけていた
ヴィルコン,ヨゼフ[ヴィルコン,ヨゼフ][Wilko´n,J´ozef]
1930年、ポーランドに生まれる。ポーランドのみならず、世界有数のイラストレーター。国内で手がけた本は100冊をこえ、外国で手がけた本は65冊以上にのぼる。このうち半数以上が日本でも出版されている。受賞も多数あり、種々の絵画展の審査員も務めている
かわなごよしかつ[カワナゴヨシカツ]
川中子義勝。1951年、埼玉県与野市(現・さいたま市)に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科修士課程(独文)修了。東京大学大学院総合文化研究科(および教養学部)教授。専門は思想史。ことに旧新約聖書と文化の関わりを扱う。アマーリア・フォン・ガリツィン賞を受賞(ドイツ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんちゃん
5
本屋さんで。おうさま誕生の知らせは、一番ちいさなねずみに真っ先にとどきました。星をたよりにおうさまに会いに行ったのは、羊飼いや博士だけではなかったのですね。福音は小さいものに与えられる大きな喜び、子どもたちと一緒に読みたいです。2010/11/09
ふぁんと
2
聖夜のねずみの仕事。神さまでもある王さまという存在を信じて星の下を目指すねずみ。みんなで幸せを分かち合いたいかのように、様々な動物たちを誘って目的地を目指す。最後、クマの方が目立っていたような感じもある。クマの、自分は大きく強いのだという自己認識と、それが改められた瞬間のイエスの出逢いは強く印象に残る。小さいながらもねずみは大切な役割を果たしている。宗教的な知識と共感があれば、もっと面白いのかも知れないけれど、なくてもそれなりに面白かった。でも、ちょっともったいない。2015/12/16
◎
0
うーん、宗教的でイマイチ感覚がわからず2014/12/16
遠い日
0
071209【読書ノート/ひとことメモ】ヨゼフ・ウィルコン・絵。聖夜のねずみの仕事。2007/12/09