内容説明
著者自身のがん患者としての体験とホスピス医としての経験をふまえて、豊かな生き方、納得した終わり方について考えた一冊。
目次
第1章 ホスピス医ががんになった
第2章 がん体験から学んだこと
第3章 死にゆく患者さんの傍にいて
第4章 患者さんに学ぶ生と死
第5章 よく生きてこそ、よく死ねるもの
第6章 これからのホスピス
第7章 今がんと共に歩む人に
著者等紹介
細井順[ホソイジュン]
1951年生まれ。大阪医科大学卒業。自治医科大学講師(消化器一般外科)を経て、93年から淀川キリスト教病院外科医長に。95年に父親が胃がんになり、淀川キリスト教病院ホスピスで看取る。この経験がきっかけで外科医からホスピス医になることを決意。同病院ホスピスにて緩和ケアを学び、98年愛知国際病院で愛知県初のホスピス開設に携わる。2002年からは滋賀県近江八幡市のヴォーリズ記念病院で地域に開かれた新しいホスピスの建設を推進してきた。04年に腎臓がんと診断され手術を受ける。40日の闘病を経て復帰後も、自らの体験をふまえ患者目線のホスピス建設に精力的に取り組む。06年10月院内独立型の新ホスピスが完成。現在ホスピス長として患者の死に寄り添いながら、ホスピスケアの充実と普及のための啓蒙活動にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Viola
3
細井先生の講演を聞いた時、実は自分もがんだと話すのが印象に残った。その後、ヴォーリズ記念病院のホスピスが映画化され、人生の最期を穏やかに過ごす人たちを観た。最近親しい友人が、がんの深刻な状況でホスピスの予約も済ませたと知り、がん治療や終末期医療に目が向いている。ホスピスで何人もの患者と接すれば接するほど、健康に気をつけたから、生きる価値が高いから生かされているのではない、死は誰にでも平等で、人間だから死ぬのだ、と著者は痛感する。50になったら一度立ち止まり人生の棚卸しをという考え方が断捨離と重なる。2017/09/27
イワ
1
生死を左右する病気になったときはお医者さんを信じてすべて任せるのではなく治療について十分説明を受け疑問点や要望を伝えて患者が医療者に同意を与える。自分の人生、後悔しないために誰に何を言われても最終的には自分でよく考えてから決断するってことに共感です。2018/09/11
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