内容説明
母は家を出、父は死んだ。たった一人の妹は余命三か月の宣告を受けている。十二歳の少年スンウは、妹ヨンヒの最後の望みをかなえてやろうと、彼女の手をとり、母を捜す旅に出る。そこに忽然と現れたのが、組織を裏切って命を狙われているヤクザのナルチだった。幼い薄幸の兄妹と冷血漢。三人の奇妙な旅の果てに待っていたものは…。感動のラストシーンに涙が止まらない。今、韓国で最も人々の心をとらえている作家、チョ・チャンインの渾身の最新作。
著者等紹介
チョチャンイン［チョチャンイン］
１９５９年ソウル生まれ。韓国・中央大学及び同大学院を卒業。雑誌社や新聞社で数年間記者生活を送るかたわら、出版企画チームを率いて生命力ある数多くの本を世に送り出した。その後、作家活動に専念
金至子［キムチジャ］
１９６０年長野県生まれ。大学卒業後、韓国舞踊・音楽を学び始め、１９８６年渡韓。２年間ソウルで韓国語、舞踏、伝統楽器を学びながら、ＫＡＬ機内誌編集、通訳などの仕事に携わる。帰国後は韓国ＹＭＣＡのカルチャースクール講師を務め、その後、韓国文化院監修「月刊韓国文化」で本格的に翻訳業を開始する
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感想・レビュー
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Astroswitch
4
スンウは常に「人は1人で生きていけますか」と聞いていた。人によって答えは様々だった。彼らの答えは、今まで送ってきた人生に基づいて出された答えであって、スンウには、スンウにしか出せない答えがあった。スンウの出した答えは彼をどんな未来へ連れていくのだろう。願わくば多幸な未来であることを願ってやまない。これ以上苦しむことがないように。でも、スンウは正しく誠実に生きてきたからきっと大丈夫。2020/01/12
tellme0112
1
好きだな。この人の作品をもっと読みたい。2013/10/23
고정수
0
조창인 ｢길｣ 최루성 소설2018/11/29
